【女子部⑳】少年よ大志を抱け


こんばんは。

女子部コーチの岡です。

世間はバレンタインデーですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
1本10円のカラーボールペンを同期の男子に配ったのが個人的な艇庫バレンタインの思い出です。

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(雨が好きです)


さて昨日、女子は舵手付フォアを漕ぎました。
(#C土方#S平松#3森田#2江口#B磯崎)
舵手付クォドルプルのレース艇として、私もずっとお世話になっていた「こゝろ」がフォアに変身しており、なんだか感慨深かったです。

特に練習序盤はフォアらしく、舟がすいすい進んでいたのが印象的でした。

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(4+に進化したこゝろ)


また、午後はオンラインでメンタルトレーニングがあったので、こっそり参加させてもらいました。
(一緒に参加してくれた磯崎ありがとう。)

その中で、「誇り」についての話があったので今回はそれについて考えてみたいと思います。

誇りと聞いて私が思い出すのは、クラーク博士の言葉です。

少年よ、大志を抱け。
お金のためではなく、私欲のためでもなく、名声という空虚な志のためでもなく、
人はいかにあるべきか、その道をまっとうするために、大志を抱け
(ドラマ「Dr.コトー診療所2006」の主人公の訳によりました)

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(乗艇が終わりました)


そういえば「大志」という名前のエイトもありますが、志は「心指す」、つまり心が指し示し向かいたいと思うところ、という意味だそうです。

頭ではなく、心というのがポイントだと思います。
言葉で組み立てた理屈ではなく、いっときの感情でもなく、人間としてどうありたいかという一つの答え、それが志であり、自分が自分であることの誇りになるのではないでしょうか。

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(体幹メニューに取り組む選手たち)


なにげない毎日の積み重ねが、その人の今を作っていきます。
ちょっと無理をしてみたり、悔やんだり、乗り越えたり、やっぱり乗り越えられなかったり、励ましたり、励まされたりしながら、人はタマネギのように皮を重ねて大きくなっていくものだと思います

でも芯というか、真ん中にあるものは最初から意外と変わらなくて、それが私の志のイメージです。

目先の結果に惑わされることなく、志をまっとうするために漕ぎ続けてください。
志なんてよくわからないという人も、漕いでいるうちに、「自分の志って、もしかしてこれだったのかも」と気づく瞬間がきっと来るはずです。

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(女子コックスの青木が丁寧に練習を見ています)


ちなみにBoys, be ambitions.には続きがあって、Boys, be ambitions, like this old man.(this old manはクラーク博士のこと)というセリフだったそうです。

人には、本当は年齢などないと言います。
何年生きたかは実はそれほど問題ではなく、志を見ている人と見ていない人、そのどちらかしかいないのかもしれません。

私もまだまだ迂闊な人間ですが、コーチとして志は高く、支えてくださっている方々への感謝を忘れずにやっていきたいと思っています。

女子部コーチ

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