学年、ポジション関係なく、少しでもミスをしたら罵声が飛んでくる。
目をギラギラさせて、クルーには常に完璧を求める。ピリピリと空気が張り詰める。速くなるために、勝つために、何が必要で何が足りないか、常に考え、見えている。常に行動している。
圧倒的な存在感。正直、一緒に漕ぐのは怖い。
だがそいつと漕げば、自分も同じようにギラギラしてくる。艇速が変わる確信がある。
東大にはそのような人間が少ない。
いい練習をする雰囲気は全員で作るものではあるけれど、そのような雰囲気を作る絶対的な存在がクルーに1人は欲しい。
“鬼”の出現を待つ。
京大戦まであと13日!