こんにちは、2年漕手の野里です。
今週のブログのテーマが「自粛期間の過ごし方」ということなので、どのように過ごしたか軽くまとめたいと思います。
と言ってもオンライン授業でほとんど自宅にいたので、面白いことは特にありません…。
料理や読書など家の中でできるようなことをやってましたが、一番の出来事といえば自宅にエルゴメーター(屋内でボートのトレーニングができる機械)を持ってきたことだと思います。
自粛期間によくテレビで色々な競技の選手が自宅で工夫してトレーニングしている姿を見ましたが、ボートはエルゴがあれば家でも本格的なトレーニングができる点で特殊だなと思いました。
最後に自粛期間のオンライン授業でボートに関する話が出たので紹介します。
冬の遠漕などでよく使った「la virtu」という8人乗りの艇がありますが、その艇名はイタリア語で「徳」という意味らしいです(ちなみに同期の一人は「これは英語のvictoryと語源は一緒で、勝利っていう意味やで!!」と言ってみんなを納得させていました)。その時は何で艇に「徳」という名前をそれもイタリア語でつけたのかなと、自分から調べるほどでもない程度に気になっていました。
そのような疑問も忘れてかけていた時に、オンライン授業の一つにマキャベリの君主論に関するものがあり、その中で「virtu」という言葉について触れられていました。
その授業によると、マキャベリは君主論の中で「virtu」を「力」という意味で用いており、「運命は人間に対し圧倒的な力を持つが、その運命に対抗する力が人間のvirtuであり、運命を変えることも可能である」というような趣旨のことを語っているらしいです。
要するに厳しい状況においても果敢に挑戦していくことで結果は変えられる、そのような意思を「virtu」と呼んだのだと思います。
「la virtu」の艇名の意味が上に書いたことを含むのかは分かりませんが、艇名について考えさせられた出来事でした。