今日は冬至。これからは少しずつ日の出ている時間が長くなってくることでしょう。
今日は、日の出前は雨が降っていたが、練習が始まるまでに少しずつ弱くなってきていたので、良かった。ただ、風は少しあった。この時期の雨は非常に寒いし、今日のメニューがパワーストロークだったということもあり、練習前は誰かが風邪をひくんじゃないかなぁと、少し不安だった。もう今年の練習も残すところあとわずか。最後まできちんと良い練習を積み重ねてほしいと思う。
パワーストロークに関しては、全クルーにほぼ同じように言えることなのだが、ドライブでの出力がまだまだ弱い。そしてシート順が後ろに行くに従って加速感があいまいになりがちだ。せっかくのパワーストロークなので、150%くらいのドライブを出してほしい。また、昨日に引き続いてなのだが、フィニッシュでのポジションが気になる人が非常に多い。体重が落ちてしまって、トップが大きくピッチングしてしまい、大きな抵抗になってしまっている。特に最初に映っているクルーのバウフォアでのワークは顕著にそれが見えると思う。
もう1つ気になった点は、負荷が上がった際に、上体のスウィングでスピードを出そうとしている人が少し見受けられたのが気になった。
動画は上に向かっている際のものだが、下に向かっていくときには少しドライブの一気感が向上したように感じられた。ただ、それでも皆にはもっともっとドライブスピードを意識して練習を行ってほしいと思います。
パワーストローク後、両舷で漕いでいたのを少し見たが、クルー毎で漕ぎが結構バラバラという印象を強く受けた。整調の違いによる部分も大きいとは思うが、冬場は漕ぎを全員で統一する期間でもあるので、Coach,coxは責任をもって漕手と漕ぎを作っていかないといけないと改めて感じる。
最初はレッグで加速させるとか、ファイナルまで確りハンドルを加速させるとか、とにかく基本に忠実に、オーソドックスにやっていきたいと思う。
艇速決定因子
しかし、いつもパワーストロークを見ていて思うのだが、負荷なしで漕いだ時の順番と、パワーストロークでの順番とがあまり一致ないことが多い気がする。なんでなんでしょうかね。
艇速は”Power”,”Length”,”Rhythm”で決定されているというのは一般的によく言われている話だけれど、パワーストロークに関しては個人的な印象として、”Length”の要素が大きく利いてくるのではないかと選手を見ていて少しだけ思いました。あくまでも経験則ですが。