面接も終わり、あとは院試の結果を待つだけになりました。
鳴海です。
クルーが全員工学部で忙しかったので今まではスカルとペアに崩していたのですが、やっと今日から練習ができます。
スカルで久しぶりに前後左右をキョロキョロ見ながら乗ったので、事故とその予防について書こうと思います。来年も後輩はなし艇に乗ると思うので、少しでも参考になればと思います。
事故は、天候やウェイクボードなどの環境、他艇、他団体や歩行者などの他人、注意不足などの自分。
これらからひき起こされるものです。
つまり注意しておくことは限られるんです。
僕は出艇前に天気、潮汐、風、タンカー、ウェイクボード、漂流物、他艇を確認します。
もし、その中で危なそうなものがあったら練習中は必ず気にかけながら練習するようにしています。
スカルなどでは自分が漕ぐときに出してしまった音が良く聞こえると思いますが、
もっとセンサーを広げてモーター音や他艇の引き波、泡を見たり、音を聞くことができたらまず事故は起きません。
感覚でたまに振り返ると大きな漂流物があったりします。4年生になってやっとここまで感覚を研ぎ澄ますことができました。
これらのことは当然のことです。自転車に乗ったり、車に乗ったりしたら当然することなので書くまでもないことかと思いますが、事故を起こすときはどれかやり忘れてるものです。
でも最も事故に直結する要因は自分です。
ちゃんと後ろを見ていたか、
航路は守られているか、
真っ直ぐ進められるか、
危険が迫ったときに正しい判断や行動をすぐに起こせるか。
迫って来た危険を避けることができてやっと事故回避できます。
気付いただけではだめなんです。
気付かないなんてもっとだめです。
外部要因のせいにしたって、事故を起こしたのは自分なんです。
普通ボートで事故が起きたら死にます。今までそんな場面に出会ったことはありませんが、ただ幸運なだけです。ボートで簡単に人が死んでしまうんです。
ボートに乗った人間は自分が”凶器”を持って動いているというのを忘れてはいけない。僕はそう習ってきました。
来年以降も事故が減っていってほしいです。
では雨が降ってきたのでまた。