【女子部68】青森そして長崎へ


こんばんは。

女子部監督の岡です。

10月末に青森遠征、先週末に長崎遠征と、最近は遠出が続いていました。

青森の方は、遠征とはいっても、地元のボート部の高校生たちと交流するのが主目的で、部員たちはむつ市の観光も楽しめたようです

1698865178400
1698865149465
1698865157767
1698865149556
1698865157898
1698865165706
1698865158144
(磯崎が、現地での写真をたくさん撮って送ってくれました。ありがとう!)


むつ市と言えば、数年前に私も一人旅で訪れたことがあり、たしかに街中の川で、黄色いブレードの高校生クルーを見かけた覚えがあります。

(途中で車酔いに見舞われ、下北駅の脇道で行き倒れたことも、今となっては良い思い出です。)

いつもと違う場所で、いつもと違う人に出会うと、あくまでもフラットに、何者でもない「私」として話ができます。

いつもの場所だと、たとえば私だったら、
「東大ボート部の女子部監督の~」
「児童養護施設〇〇の職員の~」
など、何らかの肩書きがついて回ります。

肩書きとは役割なので、自分が本当に言いたいことが言えないこともあります。
役割が染みつきすぎて、無意識に演じてしまっていることもあると思います。

組織に属している以上、ある程度はしかたのな
いことかもしれませ
ん。
でもたまには、肩書きを離れて、誰でもない「私」に戻ることも大切です。

青森に行ってみてどんなことを感じたのか、空虚ではない言葉で語れたかどうか、ぜひ選手たちに感想を聞いてみたいです。

1698865178191
1698865178303
1698865165793
1698865188322
1698865188421

続く長崎遠征では、昨年度と同じく本明川スポーツフェスタに招待していただき、女子部からはダブルスカル(梶谷・田中)が出漕、京大さんとレースをしました。

京大さんには、いつも本当にお世話になっています。

レースでは負けてしまいましたが、今回の経験も、冬場を乗り越える栄養にしてほしいと思っています。

IMG_2023-11-04-08-33-34-756IMG_2023-11-04-09-50-43-759
IMG_3020
IMG_3009
20231104_162640

蛇足ですが、私がむつ市に行ったのは、私のずっと好きな漫画『シャーマンキング』の聖地・恐山に行ってみたかったからです。

恐山はあの世とこの世を結ぶ山、『シャーマンキング』でも、出会いと別れの舞台として登場します。

「忘れようとすればするほどその思い強く
もがけばもがくほど思いという名に縛られて
それはやがて呪いにも似た思いのチカラと化す
ーせつないではありませんか」

大切な人が目の前からいなくなってしまうのは切ないもので、いなくなってはじめて、その人の存在がいかに大きなものだったか、身にしみてわかるときがあります。

支えていたつもりが支えられていたり、守っていたつもりが守ってもらっていたり。
他人とのつながりはそんなことばかりな気がします。

作品の中に、
「真実の愛とは相手を信じ尽くすこと」
というセリフが出てきます。

人を信じられることばかりじゃありません。
信じたくても信じ切れないことなんて、山ほどあります。

でも、いくら裏切られても信じぬくこと、現実にとらわれず心で決めること、そんな相手に出会えたら、それはすごく救われることです。

女子部監督


\ 最新情報をチェック /

コメント

PAGE TOP