【女子部㊶】05年度始動


こんばんは。

今年度より女子部監督となりました岡です。

と言っても、コーチから監督に肩書きが変わっただけで、これまで通り、たまに艇庫に足を運んで、漕ぎを見たり、選手と話す時間を大切にしたいと思っています。

こちらのコーチブログもできる範囲で更新していくつもりなので、よろしくお願い致します。

さて、インカレフライも明け、05年度が始動しました。

女子部主将の青木が現役のブログで書いてくれていた通り、現在の女子部選手は4名となります。
新4年漕手・青木涼
新3年漕手・磯崎水優
新2年漕手・梶谷知歩
新2年コックス・神山恵理子
というメンバーです。

これを少ないと見るか多いと見るか、苦境と見るかチャンスと見るか、すべては捉え方次第です。

チームの土台を固めていく時期ですが、自分達がやりたいことについて、しっかりと話し合えているようです。
これまでとはまた違った女子部になりそうで、私自身、この先をとても楽しみにしています。

まずは今月下旬に新人戦が控えており、女子部からはダブルスカル(梶谷・磯崎)、また男子エイトのコックスとして神山が出漕します。
是非応援よろしくお願い致します。

IMG_20221004_053042
IMG_20221004_050851
IMG_20221004_074050
IMG_20221004_053608
IMG_20221004_053326

さて、先日行われた女子部のキックオフミーティングで、青木が一貫して「楽しみたい」という話をしていました。

「楽しむ」って、一見シンプルですが、奥深い言葉ですね。

みんなでわいわい集まって楽しむ、成長を楽しむ、しんどさを乗り越えることを楽しむ、うまくいかないことを楽しむ……意味の階層が、何重にも渡っているイメージです。

私は物事を裏側から見てしまうので、楽しんでいる人を見ると、この人はどんな怒りを抱えているんだろう?何を悲しんでいるんだろう?淋しくはないんだろうか?とつい考えてしまいます。

ネガティブな感情は根源的なもので、そういうのがあってこそ、自分が自分でいられることもあると思います。

最近、職場の高校生から「アクタージュ」という漫画を借りて読んでいるのですが、後半の展開は「怒り」が一つのテーマになっています。

役者の世界に生きる女の子が主人公で、とある舞台で怒りを表現するために、彼女は自分の忌まわしい記憶を掘り起こします。

「今までの人生の中で一番 悲しかった日のこと 案外そのときが 人生で一番怒った時ってやつだったりしない?」
と。

怒りとは悲鳴である。ありもしない敵を探してたった一人で戦ってきた。誰かがずっと怒っていてあげないとお母さんが報われない。怒りを失えば私には何も残らない。自らの怒りから逃れ、許し、鎮められたら楽になれる?一人では無理なら誰かと共に…
という葛藤が繰り広げられ、とても読み応えがあります。

こんなセリフもありました。

「いるよなぁ ああいう奴
ぐちぐちと年がら年中 やれあいつが気に入らねぇ 仕事が気に入らねぇ 政治が気に入らねぇ 口を開けば不平不満 誰かのせい
学校じゃ順番みたいにイジメの対象が移り変わり 繁華街じゃ毎日喧嘩だ ネットを開けば他人への悪意で埋め尽くされている
怒り続けることで自意識を保ち もはやそれが手前のアイデンティティになっている
だからこそ奴は怒りを失うことを無意識に恐れている
自分がなくなっちまうと思っているからだ」

児童養護施設で働いていると、たとえ表層にはあらわれなくても、子どもたちの怒りをふと感じる瞬間があります。

それと渡り合うために、私も自分自身の怒りについて最近考えます

「楽しむ」ということは、ネガティブな気持ちを忘れ封じ込め、物事の良い面だけを見る、という意味ではないはずです。

現役のみんなには、自分の感情と向き合うことを恐れずに、ボート部の様々な楽しみ方を見出してほしいと思っています。

IMG_20221004_082334
IMG_20221004_082230
IMG_20221004_082326
IMG_20221004_050907
IMG_20221004_074559
IMG_20221004_073539
IMG_20221004_052337
IMG_20221004_073544
(10月4日EM。この日は女子部コーチ陣による賑やかな伴チャリでした)

最後に、先日、海外駐在中の前川コーチの一時帰国に合わせて江口が企画をしてくれて、04年度お疲れ様会をしました。

日々の生活はうまくいかないことの連続で、なんでこうなるんだとか、もういいやとか、投げ出したくなることばかりですが、たまにこうしたご褒美があると、明日もまた頑張って生きようという気になりますね。

忙しい中集まってくれた梶谷、磯崎、青木、江口、平松、森田、向井さん、前川さん、絶妙なタイミングで顔を出してくださった岩井さん、ありがとうございました。

IMG_5437
IMG_20221003_210447
IMG_20221003_204420
IMG_20221003_204716
IMG_20221003_204334
IMG_20221003_205042
IMG_5439
(鰻と中華の豪勢なパーティー、なんと水田さんといつほさんよりカンパいただき、江口が手配してくれました。紅茶は前川さんからのオーストラリア土産、ケーキは磯崎のお母様から差し入れていただいたものです。いつも本当にありがとうございます。)

今後とも女子部の応援をよろしくお願い致します。

令和5年度女子部監督


\ 最新情報をチェック /

コメント

PAGE TOP