【女子部㉔】東商戦2022


こんばんは。

女子部コーチの岡です。

東商戦がいよいよ今週末、日曜日に迫ってきました。

女子部からは、対校女子舵手なしペアに4年江口・森田、オープン女子シングルスカルに4年平松、オープン男子舵手つきフォアのCOXとして3年青木が出漕します。

私からは、なしペアとシングルスカルのクルー紹介をさせていただきます。

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(カモとタンポポ)


対校女子舵手なしペア山茶花

ついにやってきた新艇「山茶花」。江口も森田もさっそく乗りこなし、かなり舟が走っていて驚きました。二人の漕ぎの上達の賜物だと思います。
クルーは昨年と同じですが、一年前とは比べ物にならないほど大きく成長した二人です。対校クルーとして、どこに出しても恥ずかしくないと思っています。

#S江口
言わずと知れた主将です。人のために動ける優しさは変わらず、でも「人のことを考えすぎてしまうからこそ、スポーツでは自分に集中できることが楽しい」と語っていたのが印象的でした。
強くあろうとすることよりも、自分の弱さを認め、受け入れることの方がよほど難しい。誰かに助けを求めることで、その誰かもまた救われる。彼女と話していると、いつもそんなことを考えさせられます。本当の意味での強さとは何なのか?彼女がこの先どんな答えを出してくれるのか、とても楽しみです。

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(オールを拭く江口)


#B森田
エルゴでも着々とベストを更新し、これまでのトレーニングの成果が、確実に形になってきています。学業への熱意が高く、忙しいことでも有名な彼女ですが、ボートにも熱を傾け取り組んでいます。
何のためにボートをやっているのか?ボートを漕ぐことでどうなりたいのか?その答えはまだ出ていないと言っていましたが、そう口にしながらちゃんと続けていること、そこに彼女の真摯さが表れていると思います。器用に見えて、深いところでは意外と不器用というか、簡単に答えを出さない、出せない、そんなところが何よりの魅力です。

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(舟を拭く森田)


オープン女子シングルスカルforte

おなじみのforteですが、平松が愛情こめて磨きあげ、見違えるほどきれいになりました。そこに彼女の気持ちがあふれているように思います。タイムやレースの結果よりも、こういうことの方がきっと大切です。

#S平松
相棒forteとともに、ゆっくりと確実に、美しく時を刻んできました。
シングルスカルは一人で漕ぎます。でも、ここ最近の平松は、一人で何かをしていても一人じゃなく、誰かと一緒にいるような、なんとなく開かれた雰囲気があります(スピリチュアル的な意味ではありません)。頑固なまでの芯の強さに、目の前の現実をゆるやかに認めて受け入れるしなやかさが加わりました。うまく言えないのですが、すごくのびやかに成長したと思います。自分を誇りに思い、これまでの成果をめいっぱい表現してきてほしいです。

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(きれいになる途中のforte)

江口、森田、平松、それぞれの持ち味を生かしながら、決して挫けず、前向きな意思を絶やさず、よく頑張ってきたと思います。

自分の現役の頃よりも、いろいろな意味で何歩も先に行ってくれており、私にとっては自慢の選手たちです。この先も、彼女たちがどんなふうにボートと向き合っていくのか、非常に楽しみです。

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(スカルの運び方を学ぶ磯崎)

東商戦は一本勝負、どうしてもわかりやすい勝敗に目が行きがちです。

でも、たった一度の勝ち負けでなにかがわかるほど、人生は簡単じゃありません。

この東商戦で何をつかみとり何を学びとるのか、レース後にみんなの話を是非聞いてみたいと思っています。

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(メントレのため続々と集まってくる部員たち)

今年は久しぶりの有観客レース、選手たちが現地で応援してもらえることを、とても嬉しく思います。

感染対策に配慮しながらになりますが、一人でも多くの方にご声援をいただけましたら幸いです。
また、ネットでの中継もあるようなので、お越しになれない方も是非ご覧になってください。

最後にこの場を借りて、大会のために尽力してくださっている関係者の方々、そして、
ずっと長く、とことん女子部を見守り続けてくださる佐藤監督、
選手たちのトレーニングを深いところで支えてくださる前川さん、
現地で親身に練習を見てくださっている江澤さん、聖美さん、向井さんに、心より感謝申し上げます。

皆様、東大ボート部の応援をどうぞよろしくお願いいたします。

女子部コーチ

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