【女子部⑯】京大戦2021


こんばんは。
女子部コーチの岡です。

今年も京大戦の季節がやってきました。

昨年度は瀬田川で舵手付クォドルプルのレースでした。結果は敗北でしたが、レースまでの過程で、選手それぞれが様々な気付きを得てくれた思い出深いレースです。

今年の京大戦は戸田での開催となります。
女子部からは、
・対校女子なしペアBREEZE(3年平松/3年森田)
・エキシビション女子シングルスカルforte(3年江口)
・エキシビション女子ダブルスカルSpica(1年斎藤/1年磯崎)
が出漕します。
また、対校男子エイト三四郎のコックスを2年青木が務めます。

この一年間、誰かに「漕がされている」チームから、自分たちの意志で「漕ぐ」チームへと、確実に変わってきました。
これはとても大きな変化で、たとえうまくいかない時期があったとしても、自分たちの意志でやっていることなら、いくらでも取り返しがつくと思っています。

この前見に行ったときも、ちょっとだけ体幹を一緒にやらせてもらいましたが、なんかみんな楽しそうにやってたので私もつられて楽しくなってしまいました。
そういうのがきっと大事なことだと思っています。

また、代替りを経て、女子部の学生コーチとして、たかみさん、大石さん、向井さんが加わってくださることになりました。コーチも選手も、率直にいろんなことを話して、いろんなことを考えて、より豊かなチームになっていきたいものです。

さて私からは、なしペアとシングルスカルのクルー紹介をします。

対校なしペアBREEZE
#S平松
言葉のひとつひとつにしっかりした深い思考があり、どの発言にも「平松らしさ」があって、彼女と話すのは個人的にとても楽しいです。
もしかしたら、ここ半年ほど、すごく苦しかったかもしれません。それでも、平松はボートから離れることを選ばず、ここまでやってきました。乗艇後の彼女の話を聞いていると、ボートへの深い愛情を感じます。好きなものを決して手放さない、決して逃げない、その狂気にも似た姿勢が平松の真骨頂だと思っています。
これからも苦しい時期は続くかもしれません。でも、割りきれない思いも、やりきれない切なさも、情熱に変えて前へ前へ進んでほしいと思ってます。

#B森田
相変わらず研究熱心で、ひとつの乗艇ごとに、いつも詳しい考察を語ってくれます。「自分はこう思う」というところがものすごくしっかりしているので、よそに惑わされず、しっかりボートの道を歩んでいってくれているイメージです。
そして、穏やかで親しみやすい物腰とは裏腹に、案外負けず嫌いな一面があります。BREEZEクルーは、向井さんとのフォア乗艇を経て漕ぎが劇的に良くなったのですが、その翌日の漕ぎで、「なにを捨ててでも、絶対にあのときの漕ぎを再現してみせる」という執念を、一番に森田が感じさせてくれました。
チームの中でバランスを取りながら、森田にしかできない役割を果たしていってほしいと思ってます。

シングルスカルforte
#S江口
今年度女子部主将をやってくれることになりました。自分できちんと考え、ストイックに練習に取り組める安定感が強みです。
しかし彼女の真骨頂は、そんなことではなく、他人に対して一生懸命になれるところだと思ってます。人になにかを本気で伝えたいと思ったら、知恵も勇気も心もふりしぼらなければいけませんが、江口にはそれができます。一見当たり前のようでいて、なかなか当たり前じゃないことです。
自分はそんなに陽の人間じゃないとこの前言っていましたが、そんなのは関係なくて、主将としてチームの軸になろうという気持ちはもう十二分です。これから先、いくらでも壁は出てくるでしょうが、自分もチームも、同じくらい大切にしていってほしいなと思ってます。

DSC_1008
(鉄塔が好きです)


京大戦は04年度チームとして始まりのレースになります。

なぜボートをやるのか?
きっとそれぞれが、その答えを探し続ける一年になると思います。

そのヒントになるような文章を最近見つけたので最後に載せてみます。
お笑いの又吉直樹さんが書いたエッセイの一部です。

~『サッカーという名の神様』はサッカーに纏わる写真とエッセイで綴られた本だ。ページをめくる度に球が蹴りたくなる。ドリブルで駆け上がりたくなる。ゴールネットを揺らしたくなる。顔面でシュートを止めるとこ見せたくなる。鼻血たらたら垂らしながら。根性無しの僕にそうさせるのはサッカーという名の神様だ。~

(ちなみに、私自身にとっては、もう一回なにかを信じてみようと思わせてくれたのが、ボートという名の神様でした。)

それぞれの思いを胸に秘め、今できる最高の漕ぎをしてきてほしいと願っています。

皆様、どうぞ応援よろしくお願いいたします。

女子部コーチ

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