今シーズンの大きな目標の1つであった、全日本大学選手権大会(インカレ)・オックスフォード盾レガッタ(OX盾レガッタ)が終わりました。沢山の応援・声援を頂きありがとうございました。

 詳しいレース結果は現役選手の全体ブログに掲載されています。
http://blog.livedoor.jp/ut_rc/archives/52987387.html

 ジュニア選手が出漕したレースに関しては、私の方から報告させて頂きます。

【インカレ4+】
C大久(2), S松垣(2), 3三浦(2), 2渡辺 (3), B岩崎 (2)
結果:総合7位入賞
P8251699

予選(1日目)
 今大会でA決勝に進んだ日本大学・明治大学, それから練習の2kmの並べで五分五分だった学習院大学と当たりました。逆風のコンディションの中、ストロークの大きさ・効率を出す事が出来ず5クルー中4位に終わり、敗者復活戦に回りました。

敗者復活戦(2日目)
 前日の反省を踏まえ、自分達のストロークの大きさをきちんと出す事にフォーカスして早朝練習・レース当日のウォームアップに取り組みました。順→微逆と変化するコンディションの中で、レースでは練習通りの大きなストロークを出して一本一本艇を進める事が出来ました。その結果、予選ではタイムで負けていた東北大学を下して、準決勝に進出しました。

準決勝(3日目)
 1位がA決勝進出, 2位がB決勝進出, 3・4位は準決勝敗退というレースでした。強豪の日本大学と昨年8位の立教大学と当たりました。2日目で修正したストロークの長さをキープしつつ、2位抜けを狙ってレートをキープする事にフォーカスしました。日本大学・立教大学が先頭に出て東大は3番目に付けるレース展開となりましたが、4Qで見事立教大学を差して日本大学に次いでゴールし、翌日のB決勝に進出しました。順風のコンディションの中、6’34という良いタイムを出し、挑戦目標のタイムを切る事が出来ました。


B決勝(4日目)
 一橋大学・茨城大学・龍谷大学との組み合わせとなりました。レースを通してようやく練習通りの実力を出せるようになってきましたが、このレースではスタートで一橋大学・茨城大学に置いて行かれ、地力の差もありそのまま3位でゴールし、総合7位入賞という結果になりました。

 ジュニアにとっては初めてのインカレであり2年生主体の若いクルーでしたが、レースを通して修正を重ね自分達の実力を発揮することが出来ました。また、逆風で1本1本強く押すために必要なテクニック・体力や、最終レース(B決勝)でスタートから飛び出す戦術等の課題も学ぶ事が出来た良い経験であったと思います。

【OX盾8+】
C関谷(2), S浅田(2), 7大内(2), 6安藤(1), 5菱田 (1), 4柳井 (M1), 3斎藤崇 (2), 2斎藤翔 (2), B杉村 (2)
結果:準決勝敗退
P8251695

(クルーに怪我人が出たので若手OBの柳井君に代漕をお願いしていました。)

予選(3日目午前)
 OX盾レガッタは社会人と学生のクルーが出漕するレースです。予選では、強豪社会人クルーと当たったので、確実に2位でゴールする事、次の敗者復活戦で良い組み合わせに入るように、自分達の実力を出しきることにフォーカスして臨みました。順風のコンディションの中、ブレードワーク・リズムとも練習通りの漕ぎが出来、挑戦目標の6’18を達成して2位でゴールする事が出来ました。

敗者復活戦(3日目午前)
 国立大のOBクルーとの勝負となりました。スタートで確り頭をとって、自分達のペースで1位抜けする事を目指しました。しかし、相手クルーに先手をとられ、2Qまではこちらが追いかけるペースとなりました。3Qの中盤でなんとか相手を抜き去ったものの、スタート〜1Qでのスピードに課題が残りました。翌日の準決勝に進みました。

準決勝(4日目午前)
 4+の時と同じく、1位がA決勝進出, 2位がB決勝進出, 3・4位は準決勝敗退という組でした。強豪社会人クルーと国立大OBクルーと当たったので、国立大OBクルーには勝ってB決勝に進む事を目指しました。前日の反省から、スタートからのスピードに集中しましたが漕ぎに硬さが出てしまい、今回もスタートで相手に出られてしまいました。スタート以降も自分達のペースを作れないままコンスタントで差を詰める事が出来ず3位でゴールし準決勝敗退となりました。


 1・2年生主体の育成クルーでしたが、普段から積極的に練習に取り組む選手が多く本大会でも挑戦目標をクリアする事ができました。1日2レースというタフな日程を遂行した事、スタートでのスピードや毎回のレースで自分達の実力をコンスタントに出し続ける事の重要性をよく学ぶ事が出来たと思います。新人選において、エイト
の艇速の鍵を握る選手達ですので、これを糧により精進して行ってほしいです。

 インカレ・OX盾レガッタを通して、選手達は全日本級のレースで要求される事を感じ取り、そしてそれを実現するための日々の練習の重要性を再確認してくれたと思います。
ジュニアチームは1週間程休んで、9/1から10月の新人選に向けて始動します。

ジュニアのスローガン;

“ジュニアとは呼ばせない!”

ジュニアコーチ 嶋