sweep競技において、アウトハンドとインハンドの使い分けは重要だ。
以下はおやじスカラー戸田便り大学ボート3年間で漕法の基本を身に付けるより抜粋
Mike SpraklenのRowing Techniqueにもハッキリ書かれているが、Sweepに於ける両手の役割はTurn the blade with the inside hand. Apply power with the outside hand.である。おやじの自論を加味して言えば、アウトサイドハンド:Sweep Rowingの主役であり、ハンドル軌道及びパワーはアウトサイドハンドが司る。インサイドハンド:フェザーワーク(含スクウェアリング)を司る手。インハンドはアウトの脇役として添えておくイメージ。(添えておけば、体のバランスをキープするため、応分のパワーが自動的に発揮される)そして、ブレード回転即ちフェザーワーク中にインハンドに力が入っているとスムーズ且つ素早いフェザーワークに支障を来たす。だからエントリー前や離水時はインハンドをリラックスさせる必要がある。
アウトハンドについては特に説明の必要は無いと思う。しかし、インハンドの使い方、特にフィンガーターンついては、私達の中にグレーな部分が多いように感じる。ラテラルプレッシャーの時にフィンガーターンの重要性について少しだけ触れたが、その時には自分の中に答えがなく、具体的な事は書けなかった。現状としては一人一人が我流で行っているし、ベッタリと掌で包み込む様にハンドリングしている人も多い。
CHATS ON ROWINGには親指と小指で行うと書かれていたが、個人的にはいまいちイメージを掴む事が出来なかった。
そこで、色々と資料を漁っていたところ、米国漕艇協会シンポジウム議事録というものを見つけた。(新人教育におけるグリップの重要性が書かれていて、ハンドルの握り方とフェザーターンの方法が絵付きで説明されていた。今思えば、1年生の時に全く同じ資料を貰った記憶がある。)
そこには、「フェザーをする時には母指球(親指の腹)の部分を押し出してオールを回転させる。」と書かれていた。そういう事かと初めて府に落ちた。わかりやすい挿絵があるので、載せます。
それと、習得に関しては、バランスの悪い状況では、柔らかく親指を使うことが困難なので、艇上に限らずバランスの良い環境で地道に習得していく事が肝要とも書いていた。 …なるほど。
グリップ
グリップに関しても興味深い事が書かれていた。「新人は最初にオールを握る握り方で今後ずっとオールを握り続ける事になる」と。それほどに個人の手の動きに関する癖は矯正しにくい。
そして理想的な握り方としては、まず漕手に手で垂直を作ってもらって(親指が頂上にきて、他の指が下向きに伸びる)そのまま指でハンドルを包み込む様にして、掌が真上に、指先が真下にくるように握ると書かれていた。…なるほど。
新人教育
新人教育の目標についても少し書かれていたので、最後に箇条書きで纏めておこうと思う。
・バランスをとる事を学び、基本的な技術に集中しながら両舷で漕げるようにする。
・それほど大きく戻らずにブレードを水に入れ、水を掻きあげないでクリーンに抜く事を学ぶ。
・ローイングテクニックの細かい部分にはまだ触れずに、荒削りでもボートを進める潜在力を育てる。
…なるほど。
戸田に帰ってからの新人教育について、結構ビジョンが見えてきたように感じます。ただ、A.B新ヘッドコーチと乖離があっても困るのでちょっと確認してみようと思います。