あと2週間

波江野には随分とズバズバ言ってしまいました(ひとつ前のブログを参照)。慣れている人には結構無神経なことを言ってしまうところがあります。一応補足すると、前々から性格が多少似ていると思っていたし、案の定MBTI診断の結果も近いし、自分も似たようなとこあるよ~頑張ろうぜというメッセージを込めて「思い悩むことが多そう」と言い放っていますが、改めて文章で読むと失礼でした。気をつけていきたいです。前のブログの内容を回収してスタートダッシュを決めたところで、

飯島です。学年とか役職とか、もう書く必要のない時代かもしれないと思いました。最近の自分のテーマとして、保身のための前置きをなるべく言わないようにして生きています。自分の前にはいつも接続詞と句読点がありました。一見大した意味をもたない飾りだと思っていたものでも、何度も何度も口に出しているうちに、何か付けないと自分の意見を言うことすら怖くなっていました。インカレまでやり切ったらそんな自分が変わる第一歩を踏み出せると思って今は日々を過ごしています。自分に発破をかける台詞、前向きな台詞ならすごくいいと思います。メントレを2年間やってきて、いくつかのライフスキルはかなりスキル化まで進んできました。つい最近だと大学院入試の当日に、今ここ自分と失敗を受け入れるの二重装備で臨もう、なんて自然に考えていました。打順を組んでもいいかもしれません。4番はやっぱり一生懸命が楽しいかな。

最後のブログではありますが、特にどうというのは思いつきませんでした。パッションのほとばしる文を書くのもいいけどそれは普段から言えるようになりたいとか、「結局思うままに書けばみんな違ってみんないい」とか書いてしまうのはつまんないなとか、何か思っているところを書くと今後の人が書きづらくなってしまうと思うので何も言わないことにします。自分の意見を言うことは、ときに相手の選択肢を潰すことだと思っています。自分なりの考えがあるなら違う意見を言われても動じないか、あるいは柔軟に受け入れられるはずで、お互いがそうならコミュニケーションは円滑に進むのですが、僕の感覚としては自分が意見を言うときは相手の領域にグッと足を踏み入れる緊張感があります。それはきっと言われ慣れてないし言い慣れてないからで、だから同時に相手から言い返されることを怖がってもいるのです。自分を変えるのにはまだまだ時間がかかりそうです。もちろんそれでも覚悟をもって言うのですが、ブログの内容については本当に何でもokだと思うのでテーマがどうこうというのはもう何も言いません。

8月は怒涛の日々でした。先月の末に、引退まで残り1ヶ月と少しというタイミングで漕手を辞める決断をしました。そこから自分のやるべきこと、やりたいことを改めて考えるようになりました。トレーナー不足を埋めるために新人のスカル合宿のバンチャをして、院試の勉強を直前で詰め込んでなんとか一次試験を突破して、今は艇庫内で体調不良者が出ないよう目を光らせたりしています。最近は、インカレ8+日本一・全艇最終日という目標を目指すにあたっての自分の中の軸を確立できていて、それに照らし合わせて行動していると思っています。ただ、しばしば自分のやりたいことやできるようになりたいことを気付かぬうちに優先してしまうこともあって、そういう時には「あくまで目標に向かって本気で努力する中で得られるものがあるんだ」と目標に立ち返るようにしています。誰かと接する際に自分の中で意見が確立しているとしても、それを意気揚々と投げつけるコミュニケーションの取り方ではいけないと感じることもあります。自分の知っていることがすべてなわけがないという想像力を挟み込むことは大事です。でも、想像力や確固たる芯があってもお互いの間に信頼関係が築けていないと、どんなに配慮をもって接したつもりでも相手の領分を犯したように感じとられてしまいます。まずは自分の日頃の振る舞いに目を向けて信頼されるよう努めなければなりません。信頼関係はどこまでも大事ですね。同時に僕自身も、少し反論されたり認めてもらえなかった時に、すぐに自分を否定されたように感じて、センサーが発動して一気に相手と距離をとってしまうのを直したいです。これは自分の軸を持って活動できていれば少しはマシになると思っていて、自信を持てるようになるのはまずはインカレまでやりきったらですが、同時に、自分の失敗や至らなさを平気で晒せるくらいもっと相手を信頼できるようにもなりたいです。

信頼関係はどうしたら築けるのでしょうか。

「俺の分まで踏め!」この台詞は、先日同期の2000ttを見ている最中に言った言葉です。実はそれ以前にすでに思いついていて、1番キツいところで言うからねと冗談半分で事前に伝えてもいました。押し付けがましかったかもしれません。でも受け止めてくれると思えました。同期の選手たちは、自分が漕げなくなった悔しさを彼らへの声援にのせて勝手に送りつけてもうっとうしいなんて思わずに、そのすべてに応えようと全力で漕いでくれる人たちだと心の底から思っています。だから自分も、辛いときに一緒に船を進めてあげられる存在になりたいです。一年前の自分では想像もつかなかったくらい信頼しているのですが、そうなった理由はいまいちピンときません。他の選手たちに自分の悔しさを押し付けるのは、まだ少し遠慮してしまいます。もしかしたら自分が遠慮してしまうのは、頑張っているのは嫌というほど知っているのに頼りきれないのは、一緒にクルーを組んだことがないという共有した体験の濃さに限りがあることが原因なのかもしれません。先輩後輩と一緒に大会に出たことがほぼないので。でもこの思想は共にレースに出ることがないマネージャーとも永遠に分かり合えないと言っているのと同値です。そうは思いたくないです。部活よりもっと広い世界全般に話を膨らませると、誰かのことをよく理解することなんてできないという諦念をもっています。ある人がいろんな表情を見せてくれたとしても、その裏側がどうかなんて分かりっこないと思っています。月を見ているみたいです。誰々とは性格が合わないからそもそも分かり合えるはずがないと考えて近づくのを放棄してしまうのも、諦めが前提としてあって、その上で性格を言い訳にしているだけです。同時に、自分を本当に理解してくれる人もいないと思っています。でも、仮にこれらが真理だとしても、それでも希望を持って生きていけるようになりたいです。もしかしたら、これまでずっと諦めながら人と関わってきたから、うまく関係を築けなかったり評価されなかったりから回ったりして、それでずっと自信がなかったのかもしれません。だから最近は、たとえ濃くなくとも少しでも相手を知ろうとする態度自体に意味があると信じたくて、なるべく誰かと同じ空間にいることや、些細な内容でも話しかけることを心がけています。そういう関わり方をしていくことまで含めて残りの期間を過ごして、自然に周りの人を巻き込めるようになっていったら、もっと自分を開示して知ってもらいやすくもなるし、自信がもてるというゴールまで辿り着けるかもしれません。それに賭けようと思っています。僕にとっての残り2週間は、誇張でもなんでもなく、これまでの自分自身に挑む期間です。インカレ直前になって僕自身がそのレベルでは日本一にふさわしい組織を作り上げたなんてお世辞にも言えないですが、もうしょうがないので突っ走ります。そんな姿を見せることが誰かに影響を与えられるかもしれませんし。ただしあくまでも目標達成に向けて努力する過程で、です。

自信を持っている自分なんて夢みたいです。インカレ8+日本一だって夢物語かもしれません。
それでも僕は、目を開けたまま夢を見たいです。

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