東商戦に負けて
こんにちは、3年漕手の中村耕大です。去る東商戦から2週間近くが経過しました。昨年、令和4年度の先輩方が14年ぶりに奪還された、エイト勝利の栄冠を簡単に手放す結果になってしまい、形容しがたい悔しさを感じています。当日、お忙しい中応援に駆けつけてくださった、保護者の方やOB、OG各位にも大変申し訳ない、不甲斐ないことをしてしまいました。私は、あの敗北をいまだに実感を以て受け止められていません。ただ、自分なりに反省したこともあるので、文章に残しておきたいと思います。
自分を含め、チームに足りなかったものは、「準備」と「自覚」のこの2点に集約されると考えています。まず、「準備」について。今回の東商戦期間では、自分を含めて複数の離脱者、怪我人が散発的に出たことで、直前のクルー変更や乗艇距離の調整を余儀なくされ、十分にクルーの練度を高めることができませんでした。また、昨年比で対面新歓の量が増大したことで、疲労が蓄積し、新学期の授業開始もこれに拍車をかけてしまったと思います。ただ、これは事前に予測がついたことであり、新歓の稼働を調整したり、選手もなるべくレストを取れるようなタイムマネジメントを考えたり、そういった然るべき「準備」ができたということです。
次に、「自覚」について。今年度の東大漕艇部は、最高学年の先輩方の人数が少ないということもあり、必然的に下級生中心のクルー編成となっています。対校エイトもその例外ではなく、今回の東商戦では漕手8人のうち7人が3年生でした。後輩気分が抜けきらず、「自覚」に欠ける自分達が対校クルーの核を占めてしまったことで、あのなんともいえないフワフワした艇庫の雰囲気を作ったフシもあると思います。自分自身も、以前に比べて周囲に働きかける姿勢に欠けていたと反省しています。
しかし一方で、反省し、落胆しているだけでは進歩がありません。インカレまで残り4か月、艇速をコンマ1秒でも削るために自分ができることは何か、常に考え、動きながら駆け抜けていきます。インカレ、絶対にAファイナルの舞台に立ってみせます。まずは、来る全日本選手権でフォアの皆が結果を残してくれると思いますので、応援の程よろしくお願いします。
自分は、肋骨を治し、謙虚に、淡々と練習に向き合いたいと思います。


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