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令和2年度主舵挨拶

こんにちは。新4年舵手の堀江です。代替わりに伴い令和2年度主舵を勤めさせていただきます。
今回のブログは、今年度の主舵としてと個人としての目標について語らせていただきます。

○最高代の舵手としての目標
さて、まず主舵として何をしたいのか。何をしなければならないのか。
僕は、「主舵」と括られるのはあまり好きではありません。「主舵だから」という言葉は「じゃあ俺は主舵じゃないからできない」という言葉を生み出してしまうからです。
ということでここでは最高代の舵手という立場から話します。

チームにおける舵手の役割とはなんでしょうか。僕が思うのは「管理」と「鼓舞」です。

管理は道具やメニュー、データetc…たくさんありますね。管理というのは、まとめるだけでは意味がありません。みんなが見れる、使える形にして初めて意味があるのでしょう。
僕は「風通しの良い組織」を作りたいです。上からの情報はほぼ全て伝えられるような組織に。都合の悪い情報を隠すのはやめにしよう(コールの自戒も含めて)。大事なのは伝え方じゃないでしょうか。ネガティブな情報を伝えるにも「ここがだめ!ブッブー!!」じゃあなくて「ここが不十分なので、詰めていけば改善できるのではないか」とか。当たり前にできるような組織を作りたいです。

鼓舞。人の心を奮い立たせること。艇上の話じゃないです。如何にして部員(自分を含む)の心を、練習あるいは部の活動に対して向かわせるか、ということです。
これはひとりひとりを理解しようとしていることが重要なのです。「こいつは褒め方を工夫すれば良い」とか「あいつは多少厳しいことを言ってやったほうが盛り上がる」とかコミュニケーションの積み重ねでわかってくるものです。
その過程では嫌われるようなこともやらなければならないし、やりすぎて失敗することもあります。そんな時に自分自身を奮い立たせなければならないのです。自分はどうすれば頑張れるのか、ということを理解しようとする。これが大事なのです。この繰り返しが一人一人の親密度を上げ、互いに上へ上へと押し上げるのではないでしょうか。

これらの根本には「思いやり」っていうものがあるんだと思います。どちらも「どうしたらみんなが使いやすい」とか「どうやったらあいつの気持ちを盛り上げられるのだろうか」とか誰かの気持ちに思いを巡らせているのです。それって相手への「思いやり」とか「気遣い」なんじゃないでしょうか。
そんなチームを作りたいです。

○個人としての目標
僕の目標ですね。決まってます。「日本一」です。
なんの日本一かっていうと「日本一のコックス」です。インカレエイト日本一じゃないです。これも目標ではありますが。
なんでかっていうと「目標は近くて、大きいものが良いから」です。つまり「対象が自分で」かつ「目標そのものは大きいもの」が好ましいのです。後者はわかると思います。前者はどういうことでしょう。
僕は今年の京大戦後のブログに書いたように「自分のため」「自分がこうしたい」という動機が強い原動力を最もよく生み出すと思っています。だから堀江個人にフォーカスした目標がほしかったのです。どうせ日本一のコックスであることを示すには結局「優勝」という結果を示すことになるのだから。
あんまり具体的な話になってないですね。具体的に足りないところなんて本気で挙げたらキリがないと思います。ラダーワークもコールもデータ処理も陸での動きも。短所を失くすのって原因がわからないといけないんです。何が悪いのかが本当の意味で理解できていないと。自省と助言、他大の観察、繋がりそうなことからやっていければと思います。
やれることはなんでもやる。やれないこともやってみようとする。

最後に今年にかける僕の思いを。
「『任務は遂行する』『部下も守る』
『両方』やらなくちゃあならないってのが『幹部』のつらいところだな
覚悟はいいか?オレはできてる」

——ブローノ・ブチャラティ(ジョジョの奇妙な冒険第5部より)

「成長する」「部全体を強くする」この両方をやらねば目標なんて達成するどころか背中も見えません。そしてこの両方をやるにはこれまで以上にボートに注ぎ込むことになります。何もかも。
僕は「覚悟」できているのでしょうか。僕はブチャラティのように「オレはできてる」なんて即答できないかもしれないです。しかし冬場に入るくらいには「もちろんできている」と即答できるようになっている、そんな自信と、そう成長する覚悟はあります。
「成長」し、敗北してきた僕と東大漕艇部の「過去」に打ち勝ってみせます。どうぞ見ていてください。

毎度毎度長くなりますね。それだけ考えてるってことにしてください!笑
改めて今年度主舵として部を引っ張っていきます。どうぞよろしくお願いいたしします。

P.S. お前たちも「覚悟」の準備をしておけよ!

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