こんばんは。坂本興太郎です。
最近の個人的な取り組みについて。インカレで私は舵手なしペアで出漕し、サイドに一人しかいない中で自らの漕ぎと向き合わされました。自分で出来ていると思っていたことが出来ていないことに愕然とし、必死に短い期間の中で多少の改善をしましたが多くの課題を残して大会を終えました。
その中で最も致命的だったのが、脚で最後まで艇と繋がれていないこと。元々私は一般的に有力と言われるボート選手に比べて足が短いため、脚での繋がりという点に関してややハンデキャップを負っています。そこで短足をカバーするためにヒールデプスを出来るだけ浅くしてみました。実は私が最もいい漕ぎをしていた時期と同じリギングに戻しただけなのですが、腰の故障とシートレンジの劣化から1年間ほどヒールデプスを深くして漕いでいました。それでもまあまあの漕ぎをしているという自負があったのですが、今シーズンで打ちのめされたという次第です。
このリギング変更で一時期よりはかなり強く水を押せていると感じています。そして最も嬉しかったことが、外から自分の漕いでいる姿を見たときに、脚が長く見えて(比較的)格好良く漕いでいる様に見えるというところです。今シーズンの悩みには、自分の漕ぎが格好悪く見えるという悩みもありましたが、意外にもここが改善されて喜んでいます。結局自分のやっていることが格好良いかどうかはひとつの大きなモチベーションになるからね。
格好良く漕いでいきましょう。
もうひとつ。最近艇庫の部屋にあったガラクタの山を整理した(散らかした)ところ、遥か昔に部で買ったと思われるハートレート計が発掘されたので実際に使用してみました。UT漕中心のフランス式トレーニングでは、低レートでは心拍数150程度を目指すと言われているようですが、私の場合では乗艇中はレート18で160~170、エルゴ60minUTでは180超とかなり高めで漕いでいることが分かりました。心拍数の上昇は頑張りの指標のひとつだと思いますが、マラソン選手など持久力に優れた人々は一般人よりも心拍数が低いとも聞いたことがあります。良いのか悪いのか、どうなんでしょうね。
最後に。フランス式トレーニングによって脚に乳酸の貯まらない負荷で長距離を漕ぐ練習が多かったので少し意識が薄れていたのですが、最近はrowingがpain contestであるということを強く意識するようにしています。日本ボート協会はなぜドイツでもイギリスでもなくフランス式のトレーニングを選んだのでしょう。私の理解が足りないだけなのですが、自分には少し性に合わなかったように感じます。
終わり