こんばんは、江澤です。
合格発表が終わり、各種SNSでいろいろな部活やサークルが新歓へと動き出しました。
ボート部のリクルーティングブログはみなさんご覧になったでしょうか?
http://utrcrecruit.blog.fc2.com/
先日わたしが書いた文章も掲載していただきました。
菱田主将のめちゃくちゃかっこいい文章が初日に載ったときは「やばいめっちゃ自分のやつ書き直したい」と思いましたが、こういうのは直せば直すほど意に添わぬものになっていくのもわかっていたのでそのままにしました(笑)
さて、リクルーティングブログでは新入生に向けたざっくりとしたメッセージのようなものを書きましたが、もっともっと自分の生の言葉でボート部の魅力を伝えたい。
それは新入生に向けてだけではなく、OBOGの方々、保護者の方々、そして部員などこのブログを読んでくれているみなさんに、です。
ボート部に直接かかわりがある人にもない人にも、わたしの大好きなボート部の魅力を知って、あるいは再認識してほしいと思い、今回のブログから連載という形でボート部のいろいろな魅力を語ろうと思います。
どうぞ、お付き合いください。
初回の今日のテーマは、「ボート競技の魅力」です。
ボート競技あってのボート部ですから、これなしにはやはり語れません。
わたしが思うボート競技の一番の魅力は「考えることとの闘い」だと思います。
以前も少し書いたことがあったと思いますが、言ってしまえばボートはとても単調なスポーツです。
同じ動きを8分間ないしはそれ以上繰り返す。
練習のときであればそれは1時間近く続くときもあります。
しかしそれは外から見た話であって、たとえば1時間漕ぎ続けるにしても、漕ぎ手は様々なことを考えます。
キャッチは遠くで決まっているだろうか?
フィニッシュは強く押し切れているだろうか?
そして何より今、艇はどんな動きをしているか?
陸にあがってからも、ミーティング等のときはもちろん、ふとした瞬間(ご飯を食べているとき、昼寝をしようと寝ころんだとき…)に今日の漕ぎはここがよかった、とかここがいまいちだった、とか明日はこんなことを試してみよう、とかたくさんのことを考えます。
たくさん考えたことをたくさん試して、それで艇の動きが変わったその瞬間というのがボートを漕いでいて(試合以外)喜びを感じる瞬間であると思います。
一方で、考えすぎてドツボにはまり何もかもうまくいかなくなる、というときも存在します。
あれこれ試すけれどなにも変わらない。どこから手をつけていいのかさっぱりわからない。
そんなときは案外、とりあえず頭を空っぽにしてドライブを出すと今までグダグダ悩んでいたのが本当にばかばかしくなるくらいに艇が動いたりするのです。
かといっていつでも頭空っぽ状態でうまくいくかというとそうではないのだからボートというのは厄介ですね。
しかしそれこそがボート競技の”おもしろい”ところだとわたしは感じています。
一見単純そうで、でもめちゃくちゃに複雑かつ繊細で、でもやっぱりシンプルな、そんなボート競技に、最近は惹かれっぱなしです。
みなさんにとってのボートの魅力とはどんなものでしょうか。
余談ですが、先日同期の神林とボートの話をしながら、ボートって身体にしろ漕ぎにしろとにかく無駄を削ぎ落していく競技だね、という話をしました。
熱く語っていたらいつの間にか居室消灯を過ぎてしまっていたので(汗)今回はこのあたりで終わりにしようと思います。
明日も考えつつ考えすぎず、ボートと向き合ってきますね。
おやすみなさい。
江澤千春