こんばんは、佐藤です。
寒いです。最近は寒いと艇を洗うのにかけた水が凍ったりします。びっくり。
荒川の土手の雑草に霜が下りています。
咲耶さんも寒い中凍えながらズボンを3枚履いて私たちをコーチしてくれています(!)
先週のハード週も無事終わり、今年の練習も残すところあと2週間。
クリスマスイブは久保杯。女子はダブルで3杯並べます。
デッドヒートの繰り広げられるわくわくなレースになるようにがんばります。
クリスマスにある追いコンの準備も(そろそろ追い詰められて)進んでいます。
そんな日々です。
最近マネージャーと話していて、「この部にいる目的」のことを考えました。
この部にいる目的は? 第一には、ボートで勝つため。その歓びを知るため。
マネージャーが仕事をしている理由は? この部を強くするため。 この部の漕手を強くするため。
いくら「一緒に戦う」と言ってくれても、マネージャーは漕手が強くなるお手伝いしかできない。
実際に強くなるのは漕手しかいないんだから。
だから、マネージャーは漕手が勝たない限り、究極的なところ報われない仕事なのです。たぶん。
報われなくても主体的に仕事をすることはできるでしょう。でも、究極的に報われないという状況は変わらない。
順番を間違えてはいけない。
部が創設される。漕手の、「強くなりたい」という思いが先にあって、ほうぼう手を尽くしたけれどどうしても雑務が手に負えない、練習の邪魔になってしまう。これではこれ以上強くなれない。
「じゃあ、その仕事、俺がやってやるよ。 みんなは漕ぐことに専念しな。」
ということではじめて、マネージャーなる人物が登場する。
ごはん、安く調達しておくよ。
壊れたレッグプレス、直しておくよ。
ゴミ出し、しておくよ。
レースの準備、しておくよ。
OBとの連絡、とりつけておくよ。
そうやってマネージャーの仕事が生まれていく。
今は、この部にはマネージャ―が最初から当然のようにいる。いる意味も分からないうちから。
なぜマネージャーがいるのか、その意味を、誰でもどこかで一度考えるときがくると思います。
マネージャーが本当の意味で報われるときはきっとただ一つ。
漕手が勝ったとき。そして、そのことで労われたとき。
漕手は別にマネージャーのために漕いでいるわけではないけれど、
そういう立場で仕事をしてくれている人たちがいることを忘れずに進んでいきましょう。