こんにちは。二年の坂本です。
実は僕はアイドルが大好きで、この前もウェイトトレーニングの時間に自分が選んだアイドルソングをかけまくっていたのところ、「お前の選んだ曲は全くノレない」と言われました。僕はノリノリで聞いているのですが、確かに初めて聞いた人がノリノリになれるかというとそうでもない曲ばかりではありました。そんな曲を聞いていても重いウェイトを持ち上げることはできないんじゃないか?と思われるでしょうが、僕がアイドルソングを聞くのにはきちんと理由があるのです。
最近のアイドルといえば、子供にしか見えないような10代やそこらの若い女の子たちがわんさかいますね。アイドルは歌って踊ることが主な活動ですが、今では歌唱力もダンススキルもそれほど求められてはいません。中にはビジュアル的に「こ、これがアイドル!?」というような子もいます。ところがそんな女の子たちでも夢を追いかけ、弱肉強食諸行無常盛者必衰の芸能界に入り、それぞれの持つ”個性”を武器に必死にのし上がろうとしています。自分と同じかそれよりも若い子が時に他のアイドルに負ける挫折を味わい、時にファンとひとつになる喜びに浸り、今まで僕たちが生きてきたようなぬるま湯の世界とは全く違う厳しさの中で普通はしなくてもいい苦労を自らしているのです。
どうでしょうか。これでもアイドルソングを「下らない、ノレない」と言えるでしょうか。曲の裏に血のにじむような努力を感じれば、自分も頑張らないわけにはいかない、と思いませんか。だからこそ僕は自分に負けそうな時、アイドルソングを聞きます。
ここまでが理由の二割くらいです。残りの八割は、「タイミングをはかりやすいから」です。昨日、僕がmax測定の記録をつけていたところ、ヘッドコーチが「ウェイトリフティングの大事な要素はパワー・敏捷性・タイミング、それと柔軟性」とおっしゃいました。アイドルソングはオタクがノレるように「オイ!オイ!」というような合いの手を入れやすく作ってあって、これに合わせるとタイミングをはかりやすいんです。以上です。