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夢から覚めてまた夢に

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こんにちは。2年舵手の田口です。

今、学校から家に帰る途中にこのブログを書いています。
私服を着て、電車に乗って、学校に行って、勉強する、というただそれだけのことなのに、夢から覚めて現実世界に戻った気がしますね笑

新人選の応援本当にありがとうございました。僕は新人エイトの方に乗っていたのですが、今回は東大クルー全体のことについて書こうかなあと思います。

今回、ジュニアは予選で1位タイムを記録しながら準決勝で敗れ順位決定に回り、6位となりました。一方今夏のインカレでも、舵手付きフォアは予選で2位というタイムながら、結果はFinal A最下位。どちらも予選で一位通過したため、疲労が蓄積していたという言い訳はできません。

では、何が問題だったのか。今シーズンを通して僕が得た(つまり僕自身が全くできなかった)課題は、「ピークの持続性」です。漕手も舵手も人間ですから当然、体力・技術・心には波があります。それは当然プロのアスリートでもそうでしょう。しかし凡人とプロの違いは、どれほどその波の振れ幅が小さいか、そしてそれをコントロールして如何にそのピークをレース当日に持続できるか、だと思います。
今年の東大ジュニアクルーは、ピークの高さそのものは全国トップレベルだったものの、それが3日ないし4日間続かなかったのが結果として現れました。

このピークの持続性を長くするものはなんだろう、と考えた時に思い浮かんだのは、新人との練習でした。当たり前ですが、まだまだ彼らは波の振れ幅がが非常に大きい。それでいて波長は短いので、パフォーマンスの出来・不出来がコロコロ変わります。単漕やイージーオール、パドル後のライトワークなどにそれは顕著に表れます。(余談ですが、昨年の全日本1位のNTT東日本の決勝レース後のライトワークが非常に美しかったのが脳裏に焼き付いています。)
「これだけ全力でパドったんだからそのあとガタガタでも仕方ないだろ」という漕手・舵手の無意識の声は、予選で全力を出し切った後の準決勝・決勝に必ず表れてしまうと思います。この、波がガクッと落ちてしまうところを練習からできる限り落とさないようすることが、連日行われるレース本番を意識した訓練となるのだろうと、個人的に確信しました。

今シーズン、中山が言っていた通り練習の方向性は間違っていないことは僕たちジュニアが証明しました。あとは、その軌道に乗って全ストロークを妥協せずに追求していくことがFinal Aでトップになることに繋がると思っています。

現実世界に戻ったはいいものの、微分方程式とか全然テンション上がらないので、少し休んだら東商戦に勝ちインカレで勝ち全日本で勝てるチームにするという夢にまた取り組もうと思います。

まずは東商戦、新体制で総力を挙げて。

2年舵手 田口航太郎

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