こんにちは。3年漕手の関谷將文です。
2年前、他の同期に遅れて自分が入部したのはこの6月でした。毎年この時期は、2年前に初めて艇庫を訪れた時と同じ匂いがして、感慨深いです。
入部した時も、昨年再び漕ぎ始めた時も、胸にあったのは、「遅れてもやらないよりまし」という考えでした。
親が自分につけてくれた名前には、文武両道の意味が込められていると聞いたことがあります。にもかかわらず、高校までろくに運動したことがなく、歯痒い思いがずっとくすぶっていました。いじけた自分を大学に入ってからもしばらく引きずっていましたが、ボート部に入るという「荒療治」でなんとかそれを断ち切れました。
1年の6月から8月の浅野杯まで漕いで9月からコックスに転向し、2年の9月にまた漕ぎ始めたので、今月で自分の「漕」歴はやっと1年になる計算です。
自分がやっとここまで来る間に、同期はもう2年以上も漕いでいます。
日々の練習では、周囲との積み重ねの差を見せつけられることが大半ですが、たまには追い付きつつあるのを実感することもあります。また何より自分の身体が日々強靭になってゆくのを感じることができています。
遅れてもやらないよりまし。やれば得るものは必ずありますし、諦めかけていた事だって達成できるかもしれません。これはボート部が自分に教えてくれたことです。
遅れはきっと取り返します。そのために毎練習、他の漕手にも増して自分を追い込むことを目指しています。
今年の新人の中にも、新歓期が終わってから練習に来てくれている子がちらほらいるようで、自分としては嬉しい限りです。同期にも先輩にも臆せず上を目指しましょう!
それではこの辺で。
次はジュニアの浅尾に書いてもらいましょう。現在リハビリ中の彼がどんなことを考えているのか、気になるところです。