こんにちは。23年度主将の越村です。
昨日までの全日本の4日間、たくさんの方々に応援のため足を運んでいただき、本当にありがとうございました。
まず、M4+について少し振り返りたいと思います。
このクルーは昨年と全く同じメンバーで全日本に挑戦するチャンスをいただきました。インカレ後の約2週間は、去年の自分たちを確実に越え、表彰台の一番高い所に立つべく取り組んで参りました。日々の練習において、いい感覚・艇速も出せてきていました。しかし、結果は3位でした。初めてメダルを獲ることができ嬉しいという気持ちと、メダルを最高の色にできず悔しいという気持ちが入り混じっています。
4日間を通して、自分たちはようやくレースをすることができるようになったという確かな感覚を手にすると同時に、予選、準決勝、決勝とレベルアップしていく中でまだその変化に対応できていないことを痛感しました。実際に決勝の舞台に立って初めてわかること、表彰台の上に立って初めて見えてくるものがありました。
東大漕艇部が日本一になるという目標を達成するためには、何度も何度も決勝の舞台で戦う必要があると思います。
さて、23対校は昨日で引退ということになりましたが、昨日のレース終了時にはほとんど実感が湧いてきませんでした。
でも、
例えば、懇親会の後に同期の女子マネージャーが帰るとき「今度会うのは新人選かな?」って話したり、
空がだんだん明るくなってきて、がらんとしたポンドが目に入ってきたり、
昼食をとって艇庫に戻ってきたら下駄箱が一部空いているのに気づき、
僕はこのブログをT2部屋で書いているのですが、
いつの間にか(かなりの存在感を示していた)平野の荷物が無くなっているのを見たり、
していると、だんだん寂しくなってきます。
嶋さんのおっしゃっていた「禁断症状」がこれから出てくるかもわかりません(笑)。
この場所で漕いで、食べて、寝て、ということが長らく当然のことになっていましたが、こうしてひとまず終わりがやってきました。これから24年度を戦う皆には、単なる日常として何となく過ごすのでななく、この場所での時間を大切に、ボートを本気で楽しんでほしいと思います。
最後に、
昨日をもって東大漕艇部は平成23年度を終えました。年度当初に掲げた目標を達成することはできませんでしたが、充実した1年間を過ごすことができたと感じています。東大漕艇部を支えてくださっている全ての皆様に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
今後とも東大漕艇部をどうぞよろしくお願いいたします。
平成23年度 東大漕艇部主将 越村高至