こんにちは。3年コックスの片山です。
今年は、漕手にとってだけでなく、コックスにとっても変革の年になっています。これまでの経緯を振り返って、これからコックスはどう成長していくべきか、ということについて少しかきます。
冬場はスカル中心の練習で、コックスの乗艇機会は大幅に減り、代わりにコーチの補佐としての役割が強く求められました。しかし、東商戦が近づくにつれ急速に、レース展開をつくり、戦略を実行する選手としての能力が求められました。そこで自分は十分な役割を果たしたとはいえなかったと思います。レース直前にABから「レースの勝敗はコックスによって変わる」といわれたとき、レースにおけるコックスの役割の認識に甘さがあったなと思いました。そして東商戦は完敗でした。同期の永友も、最近同じような思いを抱いているようなので、(次年度を見据えながら)切磋琢磨して軽量級、インカレに臨んでいきます。
さてその一環として、「漕手の気持ちを知ること」も大切になってくるため、全力でエルゴ、乗艇をやろうという話がでてきました。いままでも息抜き程度にシングルスカルを漕ぐことはありましたが、これからはスイープも含め時間を見つけて積極的にやっていきたいです。さっそく今日は石神、永友、自分の三人で付きペアを出しました。今日は肉体的においこむまでいきませんでしたが、夏までにはなしペアでパドれるようになりたいところです。今日は一年生もシングルスカル体験乗艇をやっていました。(お約束の沈がかなりみられました・・・)自主トレながら、多くの一年生が参加していたので、自分たちも負けずに努力していきたいと思います。一年が来ると艇庫に活気が出ますね。
コックスは漕手と違い、エルゴのタイムなどで数値評価されることないので自分の成長がわかりにくいです。だからこそ競争意識を高めるとともに、漕手にコックスに高いレベルを求めさせなければなりません。その結果、あいつが乗れば必ず速くなる、勝てる、といわれるようなコックスをめざしていきたいです。
このような話はコックス間で話されることはよくありますが、漕手などには伝わることがすくないため、あえて書いてみました。いま東大のコックスに、漕手に、マネージャーに足りないものは何か、について常に考えながら活動していきましょう。