「シューターには確かに才能も必要だろう… 中学MVPをとった三井にはその才能があるかもしれん…
だが本物のシューターは練習によってのみ作られる!! あくなき反復練習だけがシュート成功率をアップさせるのだ!!
神はあれから1日500本のシューティングを欠かしたことはない!!」
全国の皆さんこんにちは、2ヵ月ぶりに登場した3年漕手の小田恭平です。
上の文章はバスケ漫画「SLAM DUNK」の一場面で、主人公桜木花道が属する湘北高校の対戦相手、海南大附属高校の高頭監督が発した言葉です。
「SLAM DUNK」は、全スポーツマン必読の書といってもいいくらい僕たちに刺激を与えてくれるすばらしい漫画で、読み返すたびに新たな発見があります。で、最近いいなぁと思っているのがこの文章なわけです。
年度が始まってから、本当に、日々いい練習をしっかり積み重ねていく以外に強くなる道はない、と痛感しています。そしてそれが、昨年多くの挫折を経験した自分に最も足りないものだったのだ、とも。
上記の台詞に出てくる神(じん と読みます)は、フィジカルの弱さから、入部当初希望していたゴール下のポジションから外されてしまいます。しかしその後、自分は部にシューターとして貢献しようと考えて毎日黙々とシュートの練習を行い、県内屈指のシューターと呼ばれるまでに成長するわけです。
ボートにはバスケとかサッカーみたいにポジションに分かれてどうこう…というのはありませんが、自分のやるべきこと、伸ばすべきところを考え、日々の練習で積み重ねていくという点は共通しています(もちろんどのスポーツもそうですが)。自分はどこが弱いのか。体幹か、下半身か、背中周りか。キャッチは一枚決まっているか、フィニッシュまでぶら下がれているか、艇の進みに同期できているか…。
そういった意味で、今年度は個人的にも部全体でも、いい練習を積み重ねることが出来ているという手応えがあります。年明けから週末に組んでいるエイトも、伸びしろはまだまだ大きいですが可能性が感じられてとても楽しみです。
気がつけば東商戦まであと100日となりました。いい練習が出来てきているとはいえ、現状に満足せず、残された日々を駆け抜けて、レースシーズンには神のように大きく成長した姿をお目にかけたいと思っています。
今年こそ、勝ちます。