ついに平成19年度最後のレースが終わりました。
この四日間、僕は全レースにわくわくして臨みました。そして、何れのクルーも全てのレースで期待に違わぬ、いや、期待以上の素晴らしいレースを魅せてくれました。
結果としては後述しますが目標通りのものではありません。しかし、出漕クルーはみな自己ベストなど、自分たちに出来る最高のパフォーマンスを発揮し、最高のレースを形作ってくれました。そして全ての者が最高の笑顔で晴れ晴れしくインカレを終えることができました。
この素晴らしいを笑顔こそが今年度最大の結果であり、そこに至るプロセスを形作ってきたくださった全ての皆様にこの場をお借りして深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
ここで年間を振り返るために、以下の19年度の年間目標を振り返ります。
・全日本大学選手権にてエイトが決勝に進出し、最高のレースをすること
・全日本大学選手権にてエイト以外のクルーも最終日に進出すること
一つ目の目標については決勝に進出できなかった以上、達成をすることはできませんでした。しかし、前述の通り何れのクルーも最後のレースで持てる力を全て出し切ってベストのパフォーマンスを発揮しました。舞台は残念ながら決勝ではありませんでしたが、最終日に最高のレースをすること、それは達成できました。
二つ目の目標については男子ダブルスカル『雷鳥』、女子舵手付クオドルプル『こゝろ』、OX盾エイト『Mariko』が最終日に進出したことから達成はできたと思います。
対校スウィープの『三四郎』、『木鶏』、対校スカルの『雷鳥』、女子部の『こゝろ』、Jr.の『Mariko』 漕艇部の各トップクルーがしっかりと結果を残しましたし、部全体として強くなりました。
部全体としての強さをもう少し述べるために、東京大学漕艇部を形作る要素を考えると以下のようになります。
①対校エイトに乗る選手
②対校エイトに結果として乗れなくとも、対校エイトクルーと切磋琢磨した選手
③対校エイトには乗らないが、対校エイトに何かしらの良い影響を持つ選手
④上記①②③を徹底サポートするスタッフ陣
今期はこの全てが噛み合ったからこそ、①の対校エイトクルーが決勝こそ逃したものの、最後の最後まで最高のレースを見せてくれたのだと思います。
ちなみに②③④を一部示すと以下のようになります。
②軽量級エイト『天祐』、対校フォア『木鶏』、対校舵手付ペア『月影』etc…
③対校ダブルスカル『雷鳥』、女子舵手付クオドルプル『こゝろ』、女子ダブルスカル『Spica』、OX盾エイト『Mariko』、元気な新人たち etc..
④部長、監督、コーチ陣、OBの皆様、応援してくださった皆様、マネージャー陣 etc…
最後に平成19年度の主な結果を記して筆をおこうと思います。
漕艇部に関係してくださった皆様のおかげで、この一年間で部全体が本当に大きく成長することができました。
全ての関係者各位に深く深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
■東商戦
対校種目(エイト・フォア・シングルスカル・女子クォドルプル)全勝
■全日本選手権
男子舵手付ペア『月影』 優勝
女子ダブルスカル『Spica』 6位
■東日本大学選手権
男子エイト『壮途』 3位
男子ダブルスカル『雲雀』 2位
女子ダブルスカル『BREEZE』 2位
女子シングルスカル『Vega』 2位
■全日本軽量級選手権
男子エイト『天祐』 7位
女子舵手付クォドルプル『彗星』3位
■東日本選手権
男子エイト『Mariko』 3位
男子ダブルスカル『雷鳥』 3位
■全日本大学選手権
男子エイト『三四郎』 5位
男子ダブルスカル『雷鳥』 5位
女子舵手付クオドルプル『こゝろ』8位
OX盾エイト『Mariko』 7位(学生1位)
平成19年度東京大学漕艇部
主務 青木悠人