10/25(金) – 27(日)の3日間で第54回全日本新人選手権大会が開催されました。
結果は下記の通りです。
1X(S杉村)
敗者復活戦敗退
2X(S齋藤崇, B齋藤翔)
敗者復活戦敗退
対校8+(C大久, S三浦, 7松垣, 6岩崎, 5坂井, 4安藤(1年), 3菱田(1年), 2浅田, B大内)
総合5位
詳細は日本ボート協会のHPを参照下さい。
また、Jrコックスの関谷 とJrマネージャーの佐ヶ野は新人エイトのシートで出漕しました。
新人戦総括
ジュニアチームの最大の目標として、全日本新人戦 8+:6’00切り&メダル獲得を目指して活動してきました。予選では、東大Jr歴代最高となる6’05を出しましたが、準決勝では4杯中2杯がA決勝に進出するレースの中、2位の中央大に0.55秒差で競り負けるという悔しい結果となりました。しかし、最後のB決勝(5 – 8位決定戦)では堂々の1位でゴールし、総合5位入賞を果たしました。
当初立てた高い目標に向かってジュニア選手・マネージャーで一丸となって取り組んできましたが、もう一歩のところで達成はなりませんでいた。選手達も準決勝の接戦で負けた事、6’00切りやメダル獲得までもう一歩足りなかった事を非常に悔しがっていました。その悔しさを忘れずにこれからもより高みを目指して皆で取り組んでいってほしいです。
コーチやOBも目標達成に至らなかった事を残念に思いました。しかしジュニアの各レースを見る中で、高い目標に沿ってジュニアが真摯に練習に取り組んで来た事が伺え、大きな躍進を遂げてくれた事に非常に感動を与えてもらいました。非常に少ない人数ながらここまで到達したのは、ジュニア一人一人の頑張りの証だと思います。
M1X
一年間総括
一年前、2杯の付きフォアと2杯のシングルスカルで始まった冬場では、”Mileage makes champions”の方針に基づき、多くの練習に全員で積極的に取り組んできました。東商戦ではある程度の成果は出しつつも、史上最速の一橋ジュニアに惨敗しました。しかし、すぐに気持ちを切り替えて次の京大戦・インカレではジュニアとしては素晴らしい成果をあげてくれました。また、高校ボート経験者の安藤と菱田が4月に入部し、大変だったとは思いますがジュニアに合流し新人戦エイトを押し上げてくれました。これまでの取り組みやレース結果を通して、東大漕艇部ジュニアの基準が大きく引き上がったと思います。
マネージャー陣もご飯作りで選手の身体作りをサポートしたり、コーチのモーター手配等で非常に活躍してくれました。素晴らしかったと思います。対校も新しいコーチ体制の元で躍進を遂げ、ジュニア選手のお手本であり続けたと思います。
”やれば出来る”というシンプルですが確実な実感をチームが得る事が出来、強くなるために日々の練習に真摯に取り組むという文化がより一層根付いた一年間でした。
ジュニア(新対校)へ
対校に上がるにあたり、マネージャー等に役割を変えていく選手も居ますが、皆の目標は同じであり国立大にとって困難ですが非常にやり甲斐のある目標の達成(チームの代表クルーが最高の成績を収める)に向けてそれぞれのポジションでベストを尽くして下さい。あと、選手はもっと体力を伸ばすように!!!
最後に
ジュニアコーチ陣として一緒に活動して来た氏家育成コーチと本田フィジカルコーチ、そして学生コーチの片山さん・白神さんに感謝したいと思います。ハードなメニューで故障する選手も多く出ましたがそれを最低限に留めて少ない人数ながら良い練習を継続できたのは本田さんのきめ細かなサポートや選手への叱咤激励のおかげだったと思います。また、氏家さんの豊富なボートの経験に基づいた練習設定やコーチングそしてボート部への大きな情熱にいつも感動を覚えました。また、山野さんや柳井さん達をはじめとした若手OBにも、ウエイトの指導やレース・練習の補漕等で協力してもらいました。改めて、すごい方達と仕事ができて私にとって非常に素晴らしい経験でした。ありがとうございました。
また、このコーチBlogに関してですが、一年を通して(出張等でコーチングが出来ない時を除いて)毎週更新して来たつもりです。この事にどれくらいの意味があったかは分かりませんが、朝倉監督がいつもおっしゃっていた”積み重ね”を小さい事ながら達成出来たと思います。毎週のコーチング内容や今後の事を考える良い機会であったと思います。
私は長い間(?)ボート部に居た気がしますが、皆が頑張ってもなかなか上手く行かない時の方が多かったです。代々受け継がれたきた東大漕艇部の文化を継承し、更に発展させてくれた後輩達に感謝したいと思います。まだまだこれからも強くなれると思いますし、強くあろうとする文化を是非続けて行ってほしいです。但し、ようやく色々な事が上手く回り始めた感じがしますが、うちのボート部には、”新人勧誘”という大きな問題がまだ残っています。現在新人勧誘の成功のために力を尽くして下さっている菊池先輩をはじめとしたOB・OGの方々で知恵を絞り現役と一緒に解決して行きたいと思います。
私はこれにてコーチを引退します。今年で引退した4年生が新たに加わり、また新しいコーチ体制が始まります。今後とも、東大漕艇部の応援をよろしくお願い致します。
ジュニアコーチ 嶋












コメント