こんばんは!
古川です。
最近1年生のクルーを中心に事故が多い。
ボートは接触が少ないから安全なスポーツだと言われている反面、実は常に大きな事故を起こす可能性を孕んだスポーツである。エイトのトップスピードで岸につっこめば、トッポボールはおろか、バウの命も危ないだろうし、正面衝突などが起きてしまうととんでもない大事故に繋がる。
1年生のみんなは自分がそういう凶器ともなりうる物に乗って練習しているということを強く胸に刻んで欲しい。
事故を起こすか起こさないかは、以下に安全に対する意識を高く持っているかということに大きく依存するが、それだけでなく水上(もしくは陸上で)周りを視野を広く持ってしっかりとみているか、言い換えればアンテナをしっかりと張れているかにも依るところがある。
このアンテナの高さは、チーム作りやクルー作りにも大きく影響してくる。
チーム(クルー)として活動するときに目標を立てるが、まずはその目標までの距離を正確に測れないといけない。
何故かというと、ただ高い目標に向かって闇雲に突き進んでいくだけでは絶対に達成できないから。
目標までの道のりをしっかり見据えて、それに見合った短期的な目標を立て、一歩一歩クリアして行くのが成長だと思う。
何も考えずに闇雲に目標だけを意識していたら達成できちゃいましたなんてのはまずあり得ないと思う。
例えばチームの目標が【インカレ優勝】ならば、冬場のマシンロー、東商戦、京大戦それぞれの時期にどれだけのエルゴタイムが必要で、どれだけ艇速を出せていればよいのかということを客観的に見て、分析できていなければならない。
そしてチームが成長していく過程でも、うまくいかないことも間違いなくあるだろう。そういうときにまずは『うまくいっていないということに気付ける』こと。そして今のチームには何が足りないのか、どうすればもっと強くなれるのか客観的に考えられることが必要で、それがアンテナの高さだと思う。
艇庫が汚いとか、雰囲気が良くないとかそういうところに気付けるのもアンテナが高いということ。
みんなは周りをよく見て、しっかりと高いアンテナを張っていますか?