こんにちは。
古川です。
練習の質
今日はモーターに乗った。
対校エイト三四郎とジュニアエイト無限で並べ。
ぱっと見て思ったのは、両艇ともバランスが悪い。特に無限は。
バランスは基本的に意識の問題だと思う。
艇の真ん中を動く。ブレードワークを揃える。ラテラルプレッシャーをしっかりかける。
その意識が薄くなっているのであれば、ノンフェザーや、インサイドワークといった技練で確認して、改善するべきだ。
『「今日のモーションは悪かったけど、明日からまた頑張ろう。」そういう気持ちで練習しているのならば、絶対に強くなれない。「悪い部分はモーション中に直す。」そういう気持ちが大切だ。』
昨日一緒に飲みにいったときの氏家先輩の言葉。
当たり前のことだが、はっとさせられた。
メニュー前や、メニュー後の技練をもっと質の高いものにできるのではないだろうか。
時間がないから、感覚としてはイマイチだけど、切り上げる、というような練習ではなく、
フォーカスや、直すべき点の改善を徹底的に追求して、いい練習だったと自信を持って言えるようなモーションを積み重ねていきたい。
時間がない、ということに関して。
エイトについては、今は
4時半起床、5時20分陸アップ開始、6時10分水上でのメニュー開始。
というサイクルになっているが、どちらのクルーも水上アップの時間をあまり取れていないように感じる。
陸上アップの開始時間を早めるのもありだと思うし、水上でのメニュー開始時間を遅らすのも1つの手だと思う。
時間がないから水上でのアップの時間や、技練の時間を十分にとれない、というのは言い訳ではないだろうか。
自分たち次第で、もっともっと質の高い練習をを追求できるはずだ。
プロセス
ヘッドコーチはいつも、
『outcomeではなく、processについて考えるように」
と言っている。
これについては、
『「今日の練習は良かった、悪かった」というところで思考を止めるのではなくて、
「なぜ良かったのか、どういうところが良かったのか。または、なぜ悪かったのか、どうすれば良くすることができるのか」という点についてまでしっかりと考え、フィードバックすることが大切だ』
ということだと僕は解釈している。
乾さんが仰っていることと被るが、練習のサイクルとしては、
(1)目標、フォーカス(=理想)を定める。
(2)その理想に届くためにはどうすれば良いか考え、実際やってみる。
(3)理想と今の自分たちの位置の差を確認し、改善策を考える。
といういわゆるPDCAサイクルが基本だ。
プロセスを大切にするとは、
このPDCAサイクルがしっかり回っているかを確認することだと思う。
結果ばかりにとらわれていては、なぜその結果が出たのかについて考える力が養われない。
このサイクルをしっかりと回すことによって、どうすれば自分の漕ぎが良くなるのか、どうすればこのクルーは走るのか、といったことをある程度理解して、自分で良くしていく力がつくのだと思う。