Feedback Sheet
乾です。
以前書いたかもしれないが、東商戦合宿中、僕の見ているクルーにはフィードバックシートを書いてもらった。強制したくなかったので基本的には各選手の自主性に任せることにしたが、最後まできっちりやってくれたのは石神と吉田。
特に石神はこちらが驚くほど詳細にフィードバックをくれた。今日は彼の最初のFBと、レース直前のFBを紹介したい。彼自身、何が目標で、そのために具体的に何をし、その達成度がどのくらいで、新たに得たことは何なのかある程度整理できるようになり、PDCAの質が向上していることがわかる。とはいえコーチとしてはもっと成長させてあげたかった。Planが貧弱だ。レースまでに超ハイクオリティのPDCAが回せるようになっているのが目標だったが、それは軽量級合宿に持ちこしかな。
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氏名 石神宥真
日付 2012/03/30(金)
1.Plan
前日午後乗艇で、ハンドルアップを意識させることでバランスが大幅に改善した。そこを再び意識させて、同様のバランスを保つ。
スタートに関しては、昨日ABに言われたとおり数字でレンジを指定するのではなく、「9本でフルレンジまで伸びる」というイメージで行く。
コールがまだうるさいので、シンプルに。
2.Do
フォーカスをハンドルアップから前の鋭さに設定。
ライトワーク中は常に意識させていた。
スタートはMTGでレンジの推移を確認、シートレンジを感覚でモニタリング。
コールをなるべく1ストローク一言に抑えた。録音も行った。
3.Check
メニュー中のライトワーク(レース750m地点)での「鋭く五本」でかなり前から進める感触あり。それ以外はバランスに少し影響がある程度だが、常に言っていたため効果良くわからず?
「返し大きく取ろう」によってハンドルアップが物理的に簡単になり、バランスも改善。バランスは全体的に木曜日の最後1周と同じように安定していた。
スタートはシートレンジが伸び、ハイピッチにおいてレートと艇速を維持できるようになったが、伸びるときに1本で3枚ほどのペースで急激に落ち、アベレージも5秒落ちる。
タイムは1:43弱、1:44弱。2000m目標の100%には達しているが、メニュー後半のタイム落ちが激しい。1発目は1:47まで落ち、2発目は1:43からダブルスパートでも上がらなかった。
4.Inspire
スタートは四本目までも平行に押せるようになった。
レートが急激に落ちるのは、19本目から20本目でフォワードのイメージがクルーでガラリと変わり、途端に艇を待つために起こる。それにつれて前の鋭さも落ちている。
ハイピッチでもう少しハンズから余裕を持って前を鋭くリズムを作れれば、レートのガタ落ちもないし、前の鋭さを保つことによって艇速も高く保てるはず。
5.Stage
現在、過去の4+クルーにおいてレースタイム、レースの時の風速、練習での状況と艇速を調査中。そこから現在の位置と、この状況ではレースでどれほどのタイムが出せるかを割り出す予定。これによって、現在の問題、主に艇速が落ちる問題を解決する方法を探しだす。
現在暫定的に目標を7:15に設定しているが、今までのMAX Piecesの艇速によるとまだ7:25程度しかタイムを出せない。
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氏名 石神宥真
日付 2012/4/21
menu:3min*6 32-32-34-34-start36-start36
1.Plan
速くなった木鶏と並べて勝つ。また、並べた時も意識してリラックスする。
今までは3分も同じタイムを保つことができていなかったので、Consistencyを保つ。
ドライブではぶら下がる感じを出していく。
アップを見直し、レースレート34で20本のパドルアップを追加する。
2.Do
パドルアップは順風とはいえ今までで一番のSR22で瞬間最高1:52が出ていた。34、40も逆風で悪くない数字だった。
1、2、4発目はいずれもカンバス差以上で勝つことができた。
並んでいない3発目で高いパフォーマンスが出せたのは非常に良かった。
5、6発目はスタートの一本目で少し崩し、ハイピッチでは持ち直すもののハイピッチから徐々に離され、最終的には二艇身近く離されてしまった。艇速は750mのアベレージが8本目で1:54(スピードコーチの電池が4発目の後に切れてしまいました)。
3.Check
スタートから並んだところで動きが固く艇速も出なかったのは、前の日の夜のDrop Setsによる肉体的疲労、「Drop
Setsを行った」という精神的疲労?が含まれていたためと思われる。松井さんは「半分以上自分のせい」と言っていて、白神さんが見ていた限りでは全くオールが水中に入っていなかったらしい。並んでいて相手が速い場面でいかにリラックスしてリズムを作るかが課題。
上にも書いたが、並んでいない場面で良い漕ぎができたのは今までになかったので、メンタル的に非常に成長できていると見ることができる。
ぶら下がりの効果は大きく、ランニングスタートでは確実に体重が乗ってきた。
4.Inspire
これは新人戦の時も行なっていたが、スタートからコンスタントに落ち着く時に、ランニングスタートのように考えるとリズムが作りやすい。9-10-10の直後にランニングスタートで入るイメージを全員で共有することにした。
スピードコーチ(だけでなく、身の回りのあらゆる電子機器)の充電のチェックは頻繁に行う。
5.Stage
夜に集まってアップをもう一度見直し、明日でRWUを完全に完成させることができると思う。変更点は、30本は多いという意見が多く、現在のSR34を20本に伸ばし、22*10-28ペア10each-28両弦*10-34*20-40*10で行うことになった。ペアパドルは高レートを軽く感じるようになるので継続することになった。
明日は1500と1000両方法政との並べだが、相手がスタートで飛び出すことを覚悟し、その後の500でコミットして再び並ぶことを全員で共有して明日に備えた。
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