腹をくくる
乾です。
就活でなかなか艇庫に来れず、見ていない間にいい練習ができているか、クルーの仕上がりは順調かと色々心配だったが、杞憂だった。少なくとも僕の見ているセコフォア、栗原&前川のダブル、シングルスカル吉田は前回みたときから成長している様子。対校エイトも一段良くなったとはバウ尾立の言葉。レースまでにまだ一皮も二皮もむけていい。
今日はポンドでの練習で、一橋も出ていたので少し見ていたけれど、向こうもしっかり艇を動かしている。きっとタフなレースが多くなるだろう。一瞬でも弱気になったり自分の力を疑ったら、それが勝負の分け目になってしまいうる。
関谷が部のブログで書いていた通り、どうせ自分の持っている力全ては出し切れないんだからこそ、どれだけ自分の持っているものを出せたかがレースでは大事だ。腹をくくって自分の持っている全てを出し尽くすことに集中してほしい。
吉田の成長
乗艇中、陸から吉田に「身体の連動がもうひとつだよねー」と話したところ、揚艇後のミーティングでこういうのがあった。
吉「連動感出すためには意識するだけでいいですか?もっと他にやった方がいいですか?」
乾「何やったらいいと思う?(ハイプルとかスナッチとかやったらいいと思うけどとりあえず聞いてみよう)」
吉「ハイプルとかやろうかと思ってるんですけど」
どうしたらいいかわからない、課題はわかってもどう解決したらいいかわからない、というのが3週間前までの彼の状況だった。長足の進歩を遂げていると思う。ローイングの完成度はまだまだだが、これから確実に成長していくと確信を得られたやりとりだった。
吉田に限らずみな、成長している部分があるはず。過去を懐かしむことでは艇は早くならないけれど、たまに振り返って成長の跡を確認するのは、明日のエネルギーと確かな自信になるのでお勧めです。