最初に
チームのBlogでも書いていましたが、学校からの課外活動に関する規制が緩和されたために、3月27日から従来通りトレーニングを再開しました。それに伴って、こちらのコーチBlogの更新も再開しました。
災害地の復興が十分に進んでいないことはもちろん、原子力発電所や放射線の問題なども解決したわけではありませんが、今後も私達は活動を続けていきます。
お花見レガッタ
都内では、お花見が自粛されているようですが、戸田のボートコースでは従来の日程通りにお花見レガッタが開催されました。例年は私たち東京大学もクルーを出漕させていましたが、今年は新人勧誘と日程がバッティングしてしまったために、お花見レガッタの出漕を行いませんでした(地震によって新人勧誘が難化したこともあり結果的には正しい判断だったように思います)。
選手たちは、代わりに諸手続の行われた昨日今日と、駒場キャンパスで銀杏並木にテントを建て、合計2000人弱の新入生に向けてボート部への勧誘を行いました。多くの新入生と接することはもちろんですが、スーツに革靴という恰好も、心と身体にはとても大きな負担となるのでケアを怠らずに、新人勧誘とトレーニングの両立をきちんと実現してほしいと思います。
前置きが少し長くなりましたが、本日はお花見レガッタの初日が行われ、私は、今日は戸田で一日レースの観戦を行いました。
実際に東京大学から選手が出漕はしませんでしたが、淡青会から伊藤先輩と氏家先輩がエントリーしていたのでお二方のレースはしっかりと応援しました。
また、本大会は毎年シーズン最初のレースという事で色々な大学の冬場での仕上がりを確認する際の、とても良い指標となるために、毎年各大学の8+クルーなどには特に注目しました。
具体的な結果は、こちらでご確認ください。
ちなみに、昨年の大会で準優勝だった伊藤さんは予選と準決勝共に、トップタイムで通過しています。明日は元日本大学(現トヨタ紡織)の池田君との白熱したレースが見れることでしょう。個人的に、明日の池田君はおそらく予選準決勝以上の好タイムが出るのではとも予想していますが、伊藤さんにはなんとか悲願の優勝を成し遂げて欲しいと思います。
もっとも、いざ、レースになれば、目の前一漕ぎに集中するのみだとは思いますが。
また、8+の予選タイムは上から日大A(2’54″82)、中央(2’56″70)、仙台(2’57″82)、東レ(2’58″45)、一橋(2’59″32)、日大B(3’02″76)。
4+の予選タイムは日大(3’14″58)、明治安田(3’18″45)、紡織(3’18″84)、中央(3’20″69)、戸田中(3’22″05)、京都(3’22″12)となっています。タイムは去年の水準とあまり変わってませんね。
ちなみに、京都大学の8+は3’03″30で予選タイム7位で、4+と8+の時は少し逆風気味のコンディションでした。
それと、2Xも日大A、明治安田、戸田中と明日のAファイナルで面白い展開になれば良いですね。
東商戦に向けて
先日、対校8+メンバーを報告しましたが、対校4+、Jr.8+のメンバーもほぼ決まりつつあります。
ちなみに今は、対校8+に関しては、最終的なレースペースでの漕ぎ込みに向けて低いレートから中間レートでさらにユニフォーミティを高めている段階です。そしてJr.8+に関しては、ドライブの強さとキャッチでのクイックネスにフォーカスに特に重点をおいてコーチングしています(ほんとはもっと前に大きく伸びて欲しいんですが)。
先ほど述べたように、今回東大のクルーはお花見に出漕はしていませんが、レースを見る限りで、私自身、おぼろげながらも今の自分達の立ち位置を感じることができたので、そこらへんの視点を今後は選手に還元していければと感じています。
一橋大学、京都大学が共に、きちんとタイムを出しているようなので、自分達も負けてはいられないです。時間は万人に平等であり、自分が成長している間に、相手も確実に成長をしていきます。そこを肝に銘じて、来週からも、良いトレーニングを積んでいきたいですね。