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1Xは楽しいね。

今日は、モーターには宗岡さんに乗ってもらい、ポンドで練習する新2年生を見た。昨年までは新2年生に関しては、新人コーチの本間さんと私で平日のモーター枠を調整していたが、今年に入ってから、本間さんはフェードアウトして、代わりに次期新人コーチである宗岡さんと今はモーターに乗る日を融通し合っている。

これは、新人教育を行う上で、全体の一貫した思想のもと選手を指導するために、ABの思想をきちんと身につけようという、宗岡さんの意志の表れでもある。ボートを知って5年と満たないトレーナーが新人を毎年教える際に、自己満足に陥らないためにも、スタッフを統括するコーチの役割は非常に重要だ。
宗岡さんは、艇庫で現役選手のトレーニングを見るとともに、次の新人のトレーニング計画に関してABとの打ち合わせも始めているようだ。

@ポンド

今日は、パワーストローク。関谷と菅野、そして変則的ながら、前川が1Xで出艇した。また陸では、新3年生の片山と一緒に伴走をした。その際に2人で伴走することに、結構弊害が多いという事を改めて感じた。実際にお互いに着眼点が違ってしまうことが今日はよくあった。正直あまり良くないことだとは感じる。あっちこっちで色んな人に別熱の事を言われたら、選手もたまったものではない。大概できることなど1つしかないのだから。

私自身に関しては、ポンドでの伴チャリにおいて、いつも気をつけることは、ABが見たら、なんと言うだろうかということ。何と感じるかではなく、「何と言うか」。(少なくとも、ABのいないところで自分勝手なことは言えないと私自身は強く思っている)
そして、ここの取捨選択は、とても重要であり、その時に重要になるのが、言いかえれば優先順位になる。そして、これは、トレーニング計画における時期や艇種とも非常に大きく関わってくる。

今が、どういう技術を身につけるべき時なのか、把握できているようでなかなか把握できていない人が多い。今は年度が始まってからの冬場も中盤、今日は小艇。これで、だいぶ方向性は絞られるはずだ。

また、今日は他大学の練習も久しぶりに眺めた。目に付いたのは、RH大、C大、H大、N大あたり。RH大は、見ていてなんとなく(メンタル的に)ガツガツしてるなぁと感じた。HCの影響なのだろうか。そしてC大、N大は相変わらず。H大は4+で練習してましたね。うん。来年のレースシーズンは少し面白くなりそうな予感がしてきました。

FB

前置きが今日は長くなったが、選手の漕ぎについても触れておく。関谷も菅野も、姿勢とハンドルワークはかなり安定してきていると思う。ただ、改めて他の大学の漕ぎを見て比べてみて、少し違うと感じたことの1つはレンジの長さ。やっぱ、身体が固いのか、動けているレンジが短い。技術というよりもむしろ身体の問題のほうが大きいように思う。

1Xに乗る3人(関谷、菅野、松前)は確実に板についてきていると思う。ただ、そこでもっともっと高いレベルで追及して欲しいのがスピード。ドライブのスピードであり、ハンドルのスピードであり、まずはレッグドライブのスピード。Ergoのスコアが、まだ完全に結びついていない印象。

もっとも、昨年末に比べれば、確実に伸びていることは確実だが、ここからさらに、もう一皮、二皮剥けて欲しい。そうすれば、インカレは楽しいものになる。

一方、前川に関しては、こちらも久しぶりの1Xのはずが、バランスはかなり良かった。さすが、ABが技術面でよく褒めているだけの事はある。以前の要田にしてもそうだが、新2年生にパッと1Xに乗らせて、パッとバランスを取ってもらえると、こちらとしても、ホッとする。
もっとも、小艇での練習に関しては、バランスを取ることとドライブのスピードのことしか言ってないので、ちゃんとやっていれば当たり前なのだが。でもきちんと身になっているということが証明されたのは良かった。

また、乗艇後、前川と話していると、齋藤に「前川が今日はなんか嬉しそうですね」と言われたのが印象的だった。本人も今日は予想以上にバランスが良くってびっくりしたと言っていたし。少なくとも、彼は今日はFreshな気持ちで練習に臨めたのだろう。やはり、1Xの方が、ユニフォーミティに気を遣わなくて済むし、自分の漕ぎが分かりやすい分、ストレスも少ないのだろうか。

機会があれば、新2年生にもうちょっと1Xを漕がせるのも結構良いのかも、と感じた今日だった。水温が低いのがネックだが、沈の心配を考慮しなければ、良い練習にはなると思う。

最後に、挨拶を少し変えただけで、私自身はかなりFreshな気持ちで練習に臨めたのは、大きな収穫だった。そして、それは確実に周りに伝播していたと思う。

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