コンテンツへスキップ

1日目

今日はコーチ講習会の1日目。座学とドローインの講習だったが、座学は隣の人がちょっとした有名人だったので、得した気分だった。

コーチング・チームマネジメント

初っぱなの座学の講師は仙台大学のHCである阿部さん。コーチング概論といったところ。阿部さん自身のケーススタディとJOCのコーチセミナーの内容の一部を合わせたようなものだった。

対話

選手の思い込みを解きほぐすという点をメインの内容としてコミュニケーションスキル、選手との対話を通じていかにヒラメキの光を与えるかという観点で序盤は話していた。

コーチとして選手がどういう事を理解しているのか、またどういう事を必要としているのか。相手にどう思われるかではなく、相手がどういう気持ちでどういうことをしたいのかを慮るのが大切。
そして、対話を通じて、漕手の中の「できない」を「できる」に導き、価値を与えてあげることが大切という話だった。
選手は1つのアプローチに囚われがちだが、コーチ自身は物事の因果関係を1つだけに固定しないで、たくさんの引き出しをもっていることも大切だ。

ただ、あくまでコーチが干渉するのは選手が判断するための材料であって、判断自体は選手にさせる必要がある。
選手が自分で考えて、自分で気付く場を作ることが大切なプロセスだ。

また、こういう選手はよくいるのだが、意見を求めても、わかりませんでは、思考を放棄していることと同じであり、それはコミュニケーションとは言えない。技術や感性を共有し、共感することが本当のコミュニケーション。
自分で考えて、分析し、判断して自分の言葉で伝えるという習慣を選手につけさせることが大切という話だった。

「人」を育てる

コーチには「人」を育てるという役割もあり、目標達成に向けて直向に取り組める選手を育てることも大切だ。目標設定には当たり前ながら、理解し納得することが大切。そして、チームの中で選手個人に明確な自分の役割を見出ださせることで、潜在的な使命感や貢献の精神を引き出す事もできると言う話。

トレーニング

トレーニング以外に個人やチームを変える方法はない。という観点から、順序だてて適切にPDCAサイクルをコーディネートしていくこともコーチの大切な役割だ。
そして、トレーニングをする時にもローイングの動作やON/OFFのリズムを意識することが大切という話。

ローイング動作においても、体を自在にタフに強く動かすアスリートであれ、
クオリティオブモーションを向上し、ローイング動作を第2の天性にまで磨き上げて、高いナチュラルパワーを身につける事が大切だ。

チームの観察

チームのメンタル的なタフさ(覚悟)やチームワーク(チーム内の役割)や技術課題と生理的能力を正確に把握することが大切。

そして、トレーニングの合間にいかにいかに回復できるか、体調管理をきちんと行うことがとても大切だと言っていた。具体的にトレーニングでの疲労度FBツールとしては脈拍と体重だとか。

ちなみに、一番面白かったのが、トレーニングの強度=トレーニング時間×主観的強度という式。
マンネリな練習を行うことが主観的強度を上げることにつながって、内容以上に選手が疲労度を感じるという話だった。そのためにも、楽しく練習を行うということが大切だ。

ただ、レースの前などは、気持ちや集中力が高まり、頭では気づかないうちに身体に疲労が溜まっている場合などもままあり、注意が必要だとか。

フィットネス・バランスのとれた体作り

次は長畑さん

こちらは実技メインだったが、なるほどと思った話としては、懸垂などのトレーニングでわかるように、筋肉は伸びながら出力する場合の方が縮みながらの時に比べて大きな力が出せるのだが、そのために、伸ばされながら出力する広背筋をドライブでわざわざ力んで収縮させるのはとてももったいない。広背筋はリラックスしてビヨーンと伸びた状態でドライブするのがBestという話。
そして、間接の伸展を司るアウターマッスルをリラックスさせるためにも、インナーマッスルを鍛えて、アウターを緩める感覚を掴んでいく事が大切だという話。

それと、ベンチプレスでバーベルを上げることに使われる上腕三頭筋は、腕引きで最後にハンドルを引き付けるのに使われる。

柔らかくしなやかな動き

柔らかくしなやかな体の動かし方についても、少し触れていた。イメージできないのでクラシックバレエでも見てみようと思う。

実技では、ドローインのトレーニング方法を実践した。

長畑さんは話を聞いたことはなかったが、なかなか面白い人だった。

以上。簡単なレポートでした。

\ 最新情報をチェック /

「1日目」への6件のフィードバック

  1. 長畑さんの話に出てくる上腕三頭筋云々のところは、ローイングの最後に腕で引きつける時にこの筋肉を使えということですね?

  2. 長畑さんの話に出てくる上腕三頭筋云々のところは、ローイングの最後に腕で引きつける時にこの筋肉を使えということですね?

  3. 長畑さんの話に出てくる上腕三頭筋云々のところは、ローイングの最後に腕で引きつける時にこの筋肉を使えということですね?

  4. シドニーさん。
    コメントに関してですが、そのようです。
    ただ、本文には直接書いてませんが、長畑さんの思想は、ABのものと若干異なる内容もありましたので、僕ら自身でこの情報を上手く消化していく必要がありそうだなぁというのが正直な印象でした。

  5. シドニーさん。
    コメントに関してですが、そのようです。
    ただ、本文には直接書いてませんが、長畑さんの思想は、ABのものと若干異なる内容もありましたので、僕ら自身でこの情報を上手く消化していく必要がありそうだなぁというのが正直な印象でした。

  6. シドニーさん。
    コメントに関してですが、そのようです。
    ただ、本文には直接書いてませんが、長畑さんの思想は、ABのものと若干異なる内容もありましたので、僕ら自身でこの情報を上手く消化していく必要がありそうだなぁというのが正直な印象でした。

シドニー小林 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP