強風
今日の早朝は北から4mほどの風が吹いていて、風にあおられて始終バランスが取れずにフラフラとした漕ぎになってしまった。少しリズムが乱れただけでそこからフォワードに対する意識だけが強くなり、ドライブに対する意識が弱まってしまい、ずっと水をかき回す漕ぎが出てしまった。
くどいようだが、ボートはオールを固定してクラッチを押すことでしか進めることはできない。どんなに漕ぎにくい時でもドライブで艇を進める意識を疎かにしないという姿勢をトレーナーからもっと出していきたい。
現段階では順風と逆風の時でブレードの固定感に差が出てしまっている。順風で水のブレードに対する相対速度が上がった時でもきちんと水を圧縮してブレードを固定できるように、クラッチをしっかりと押す感覚を身につける必要があると思う。
ただ昨日の反省を踏まえて、今日はリリースからハンズアウェーをきちんと出すことを分漕から意識させたが、両舷でもそこから全員の動きがあって艇を大きく呼び込むリズムを序盤にきちんと出せたのは良かった。
Finishの感覚
早朝の練習後、菅野と松前と一緒にフィニッシュの感覚を養うための技術練習を行った。艇を進めるためには何度も言うがオールを水中に固定しておく必要がある。しかし、フィニッシュではオールが浮いてきやすいので、オールが流れて最後までストレッチャーを押し続ける感覚が掴みにくい。しかし、スライディングエルゴをハンドルを固定した状態で漕ぐことでフィニッシュまでブレードを固定してストレッチャーを押し込む感覚(艇を動かす感覚)を擬似的に掴むことができるはずだ。
感覚に関しては、基本的には実際に自分で感じることができなければ理解も難しいし、艇上での再現性を高めることもできない。午後の乗艇後、松前にフィニッシュの感覚に関して聞いてみると少し感覚がつかめたという話だったので良かった。
ハンドルに引っ張られる感覚
早朝はまずハンズアウェーを出すことを意識させたが、それよりも「ハンドルに引っ張られる感覚」と言った方が、感覚が掴みやすいという話が1年生と話していて分かったので、午後はそっちコールを入れていくことにした。
午後は比較的安定したコンディションの中で漕ぐ事ができ、短漕メニューでも全員でリズムを共有して休めるリズムで漕げるオールが多くなり、艇速のムラも少し減ったと思う。また早朝後のMTGで大隅コーチに艇の動きに関して厳しいお言葉をいただいたこともあり、艇を動かすことも強く意識できたとのは良かった。ただ、メニューを追うごとに、オールをしっかり固定するということに対する意識が低くなってしまい、高いレートでは漕ぎが荒れてキャッチとフィニッシュで水を壊してしまうことも多かったので、引き続き気をつけていかなくては。
昨日、サイドローについても書いたが、今日は少しだけ固定感がでて、艇の進みが良くなったことは評価できると思う。
来週
次の週から新人戦に出る8+にはトレーナーは乗らない。今まで言われてきたことを参考にしながら、ボートの基本を外さずに楽しく練習して欲しいと思う。