引き続き、今日もフィニッシュでの押切をフォーカスにし、低レートから中間レートに上がったなかでもDPSを維持することを意識した。メニューは500m(SR26)/250m(LW)*4*3を行った。
漕ぎとしては、今までスライドのタイミングについて強調しすぎたので、リリースからまずはハンズアウェーを出すという意識が希薄になってしまってしまい、腕と上体が一緒に出る人とそうでない人がクルー内に混在して、そこから少しリズムを崩してしまった印象。そのために、クルーがうまくまとまらず、パドルではハンドルを引き急いで、フィニッシュでちょっと水を壊してしまう漕ぎが出てしまったのは反省。細かい部分は技術練習でしっかり修正して両舷ではもっと集中して漕げるようにしていきたい。
最後に姿勢を作ったところから足の裏で意識的に艇を感じるようにコールを入れるとバランスが少し改善できたことは良かった。今のうちに1年生にはどんどん艇に対する感覚を磨いて欲しい。あと、今日は加藤と松前がイージーオールでのバランスに拘る姿勢を見せてくれたことは非常に嬉しかった。
Side-row
1年生と一緒に乗って強く感じることは、サイドローや旋回がまだまだ苦手(?)ということだ。バランスがうまくとれなかったり、ブレードが全く固定されずに艇が動かなかったりという状況にしばしば陥る。その都度、声をかけて少しずつ改善はしてきているが、全ては艇を動かす感覚に直結するので、いち早くこの感覚を掴んでサクサクと旋回できるようになって欲しい。サイドローも立派な練習だ。
主導権
本間コーチに今日言われたが、自分がCOXとして乗っているということもあって、抑えきれずに艇上での1年生の発言の機会を潰してしまっていたのは少し反省。最初だから良いかなぁと思ってガンガン言っていたのだが、これから少しずつ艇上での1年生のFBを増やせるようにしくつもりだ。消灯前にクルーで集まってビデオを見たが、その時は1年生主体で議論が進んでいたので別に問題はなさそうだ。基本的にみんなすごく真面目なので。
ただ、やはり実際の漕ぎのFBをしていく中で、まだどうしても良くない現象の共有だけで終わってしまうことがある。前にも書いたが、「毎日の練習をひとりひとりがきちんと希望を持って望めるようにきちんとフォーローをする」そういうところはまだもう少し自分たちでやっていった方がいいのかなぁ。思うように漕げないという理由でボートが嫌いになることがないように、そのためにも自分たちがいるのだと思う。
疲労
今週がハード週ということもあって、1年生の中にも少し疲労がたまってきているのかなという印象を受ける。少しクルーがバラっとしてきたこともあるが、立ち上げでの出力が週始めに比べて少しだけ落ちた気がする。今は楽しく練習出来ているらしく彼らの表情を見るとそれほど疲労の色は見えにくいが、身体は結構固くなっていた。コンディショニングの面でもきちんと1年生を見ていかないといけない。