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4Sとエネルギー

今は桑野造船株式会社の古川おやじのボートブログを読み返している。その中でも何度も何度も出てくる言葉がある。

それが「4S」ちなみに鶴井さんの記事のなかでも出てきた。4Sとは整理、整頓、清潔、清掃の総称である。

古川社長はブログの中で
世界中の多くのローイング・クラブの艇庫を見てきた中で、艇庫は個人や集団の生きざまの反映であり、艇庫の在り方が仕事振りやローイングそのものを現しているのだという確信がある。

とも言っています。

この信念を、桑野の工場でも徹底して、
「こんにちわ」とお客さまが見えたとき思わず、「桑野の工場はピカピカやなぁー」と言わしめることを目標せよ!とも言っているみたいです。

実際、明治安田生命の艇庫を訪問したうちの部員は艇庫の4Sの徹底ぶりを聞かされたし、先日東大艇庫にTさん達がフォアを借艇にきてリギングしていた時に「俺が副将の時は、ワッシャーが一枚下に落ちてるだけでもブチ切れてたけどなぁ」と笑い話にしていたのを聞いた事は今でもハッキリ覚えています。

自分も昨年度が始まった時は、艇庫掃除を定期的にやっていたのですが、結局、周りを巻き込む事が出来ずに、意識を大きく改善することは出来ませんでした。

結局、他人に伝わらないエネルギーは二流のエネルギーだし、他人を動かせて初めて超一流のエネルギーになる訳だけど、そこまでのエネルギーを出せなかったみたいです。

その点、又聞きではあるけど、昨年度の京都大学の取り組みは面白いなぁと思いました。
京大は数人単位の縦割りチームを作って、各チームを艇庫にたくさんある清掃箇所を割り当て、責任をもって4Sを徹底させたらしいです。
艇庫の4Sとチームの纏まりの醸成で一石二鳥だなぁと思います。

色んなチームで新年度が始まっています。チームの中で4Sの重要性を実感して確信の域に達している人、全く無関心な人、色々いるのは当たり前だと思う。

けれど、最終的には全員が高い意識をもって4Sに取り組めるチームになれば、強いのかなぁ。
個人の意識を高めるには色んなやり方がある。しつこく説き続けることもそうだし、実際に4Sに取り組ませて意義を実感させること、そしていい感覚を共有すること、そういうことも大切だと思う。やり方は本当に色々ある。

でも結局そういうプロセスが必要なのは4Sの意識だけじゃないし、チームの目標でも何でも意識の違いを埋めるには相応のエネルギーが必要なんだろう。

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