【女子部⑱】クリスマス


こんばんは。

女子部コーチの岡です。

2021年も残りわずかですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

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(戸田公園駅のツリー)


ちょうどクリスマスの日に練習を見に行ったので、伴チャリしながらサンタさんについて考えていました。

突然ですが、みなさんはいつまでサンタさんを信じていましたか?

クリスマスの朝、どきどきしながら目を覚まし、枕元のプレゼントに顔がほころび、胸をときめかせながら包みを開けた、そんな思い出を持っている人もいるかもしれません。

サンタさんを信じなくなるのは、クリスマスが魔法的なものではなく、あくまで「作られたもの」であることに気づいたときです。

疑うことや考えることを学びはじめる、大人への第一歩と言えるでしょう。

だけど、その「作られたもの」の中に、ほんとうは、奇跡への切ない願いが込められています。

たとえばクリスマスツリーは、木々が枯れていく冬でも生命を保つ永遠の象徴、キャンドルの光はこの世を照らすキリストの象徴だと言います。

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(TTに挑む江口)

せっかく生きていたって、この世はひどいことや悲しいこと、報われないことやどうにもならないことばかりです。

しかし同時に、人間は想像する力、目に見えないものを信じる力を持っています。

ただ魔法をかけてもらい、そのときどきの楽しみを享受するだけではなく、
どうしようもない現実を知りながら、それでも願いをこめ、魔法をかける側になることが、もうひとつ大人になるということじゃないかなと思っています。

それはつまり、与えられる側から与える側になるということで、
後輩から先輩になるというのも、結局はそういうことだと思います

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(ポンドにはサンタクルーも出ていました)

自分もクリスマス前は、担当の子どものクリスマスプレゼントに頭を悩ませたり、サンタ名義のカードを書くのに精を出したりしていたのですが、贈られるよりも贈る方がもしかして幸せなんじゃないかなと感じていました。

喜んでほしい人がいる、自分の気持ちを受け取ってほしいと願える人がいる、というのはありがたいことで、
実際に喜んでいる顔を見れたときの嬉しさはひとしおです。

自分のためにだけ生きられるほど人は強くない、という言葉をどこかで読みました。

現役のみんなには、与えてもらうだけではなく、人になにかを与えられる人になってほしいと思っています。

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(伴チャリロード)

自分のために、という動機ももちろん大切です。
一方で、自分じゃない誰かのために頑張りたいと思えたときに、想像以上の自分になれるような気がします。

そして、思い通りの自分になるのではなく、思いもよらない自分になれることの方がたぶんおもしろいです。

そんなことを考えたクリスマスでした。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

女子部コーチ

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