【女子部⑮】インカレ2021


こんばんは。

女子部コーチの岡です。

最近なかなか時間が取れず、ブログの更新が滞っており、申し訳ありませんでした。

さて、いよいよインカレが迫ってきました。
女子部からは、4年生の大石が、男子舵手付きフォア蒼星のコックスとして出場しますので、こちらのブログでも紹介したいと思います。

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(秋晴れ)

大石は女子部の主将として、一年間、本当によくやってきてくれました。
女子部のメンバーはみんな大石さんが大好きと公言してはばかりません。

3年生の半ばに休部から戻ってきて、昨年の京大戦では対校女子クオドのコックスを務めました。そのときから、トップコックス艇の舵取りの上手さには定評があります。

以後女子部は小艇がメインになったため、女子漕手のサポート役として欠かせない存在でした。

インカレ期間は男子部に合流し、コックス選考を経て、今回男子舵手付フォアのコックスとして出漕する運びとなりました。

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(ウッドデッキの風景)

私が関わり始めてからは、やるべきことはしっかりやってくれており、フィードバックの感覚も優れているものの、
なんとなくボート部(あるいはボートそのもの)を「自分が」動かしていく気持ちというか、意志のようなものが欠けているように見え、そこがずっと気になっていました。

最高学年にたった一人、しかもポジションはコックス、男子部とのバランスも取りながら、という非常に難しい立ち位置ということもあったと思います。

ただ、せっかくいいものを持っているのに、レールに流されるように引退してしまうのはあまりにもったいないと思ってしまい私もつい厳しめに話をしてしまったこともありましたが、
この一年を通して、
一回りも二回りも、人として大きくなってくれたと思っています。

言いたいことをちゃんと言える、やりたいことをちゃんとできる、一方で、相手の話にも謙虚に耳を傾けられる、言葉に素直な素晴らしいコックスに成長してくれました。

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(室内トレーニングに取り組む江口・平松・森田。安定の3人です)

コックスは、サポート役ではなく選手です。

ただ、漕手とちがって、パフォーマンスが数値に出てくるわけではないので、成長がなかなか目に見えず、難しいポジションです

くわえて、舟を動かしているわけではないので、そのぶん、思いひとつというか、「自分はどうありたいか?」ということが最もシビアに突きつけられる、ある意味残酷なポジションでもあると思います。

だからこそ、本当に漕手から信頼されるコックスになってほしいし、ボート部生活を通して、自分の手で何かを勝ち取ってほしい、という気持ちで関わらせてもらってきました。

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(こういう素敵な写真を撮ってくださる現役のみんなに感謝です)

「その人らしさ」というのは、理屈で考えるときではなく、脳のストッパーがちょっとはずれた、ふとした瞬間に出てくるものだと思っています。
そして、ボート部には、脳のストッパーのはずれるチャンスが日常の中にたくさん転がっています。

ろくでもない逆境の道でも、自分の弱さをしっかり抱えて、自分らしく歩いていくことによって、人は大人になってくんだと思います。

関わった時間はそう長くはなかったですが、今の大石なら大丈夫だよと、自信をもって送り出せます。
今年の女子部は大石のチームです。
自らの誇りをかけて、めいっぱい戦ってきてほしいと思っています。

また、今年もインカレが開催できるよう尽力してきてくださった関係者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。大変な状況の中、いつも本当にありがとうございます。

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(女子部の集合写真。みんなとても可愛いですね。(親バカ風味ですみません))

皆様、どうぞ心よりの応援よろしくお願いいたします。

女子部コーチ

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