【女子部58】幸か不幸か

こんばんは。
女子部監督の岡です。

暑い日が続いていますね。
先日、自宅のアパートの前でカブトムシに遭遇したのですが、次の日には死んで倒れており、夏を感じました。

現在女子部は、インカレに向けて練習をしています。

青木・梶谷はペアを組み、7月22日～23日にかけて行われた会長杯に出漕しました。

一日目は一着でゴールすることができ、他大とも勝負できる手応えをつかめたのではないかと思います。

神山は、男子のトップクルー・付フォア烈丈夫のコックスとして出漕しました。
先輩ばかりのクルーですが、自分からこのクルーに乗りたいと手を挙げたと聞きました。

臆さない姿勢、その勇気が本当に素晴らしいと思います。
漕手がコックスに求めることは何なのか？という点で大きな学びがあったそうなので、今後にますます期待です。

磯崎は、インカレの小艇出漕基準のエルゴスコアを切るために、エルゴに特化したメニューに取り組んでいました。

目標カットはできませんでしたが、本当にたくさんの人が応援してくれたり、声をかけてくれたりしたことを語っていたのが印象的でした。

きっと今後の大きな糧になるはずです。

（可愛らしいハート柄の靴下に注目です）

さて先日エルゴの練習を見に行ったとき、青木がポルノグラフィティの曲を流していて、
懐かしいなと思いながら聞いていました。

ポルノグラフィティの中でも『ネオメロドラマティック』という曲が一番好きなのですが、そういえば歌詞をよく知らないなと気づきました。

一番好きと言いながらなそれはまずいと思い、帰ってからちゃんと調べてみました。

これまでよく聞き取れないところはなんとなく流していたのですが、こんなにかっこいい歌詞だったのかと驚きました。

冒頭からして痺れます。

「行こうか逃げようか　君が望むままに
幸か不幸か　ネオメロドラマティック
咲こうが摘まれる　君の絶望こそ
こんな時代か　ネオメロドラマティック」

「幸か不幸か」っていい言葉ですね。

この世に生まれたことも、今ここに生きていることも、自分がこれまで選んできたことも、幸せなのか不幸せなのかなんてわかりません。

幸せかどうかを決めるのは自分だよ、と言うのは簡単ですが、そんな言い方はせず、「幸か不幸か」というところにとどめているところが、とても優しい詩だなと感じました。

幸せにならないといけないわけではない、でも幸せになってほしいと願ってしまうのが人間のエゴというものなのかもしれません。

せっかくボート部で過ごしているなら、やはり現役のみんなには、ボートを通して幸せになってほしいと思います。

（乗艇後のおにぎりショット。梶谷のおにぎりに塩をふったのは青木です）

（平日早朝にも関わらず、あまりにも自然に現れた社会人コーチ・向井さん）

（エルゴ後の爽やかな笑顔その1）

（エルゴ後の爽やかな笑顔その2）

（この写真の3秒後に梶谷は転倒します）

（珍しいペアだったので思わず撮ってしまいました）

もちろん、どこからどこまでが不幸など区切ることなどできず、幸せなことと不幸せなことは人生の中で複雑にからみあっているはずです。
ずっと幸せであり続けることもないし、いつまでも不幸であり続けることも、またないのでしょう。

先日は梶谷と、「人に期待されること」について話をしました。

職場の人に「（他人にも自分にも）もっと期待していいんだよ」と言われることがあるのですが、つい昨日、そんな優しさに心を動かされることがありました。

脚本家の木皿泉さんはこんなことを書いています。

「それはつまり、私はいつの間にか、期待されたり、文句を言われたりする人間になってしまった、ということだろう。今ならよくわかる。人が挫折をするのは、そんなことを誰にも言われなくなったときである。
なんだ、それって昔の私じゃないかと思う。私は誰かに思いっきり怒られたり、褒められたり、期待されたり、そんなことをしてもらいたかったのだ。今、私は生かされているなぁと思う。昔とは、全然違う意味でそう思う。」

（ほのぼのショットですね）

（手作りの笹が素敵です）

（今週のライフスキル：梶谷作）

幸か不幸か、現役のみんなは、外界を気にせず、思いっきり頑張れる場所にいます。

他人に生かされていることを感じながら、せいいっぱい生きてほしいです。

女子部監督
岡