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頑張ること

こんにちは。4年漕手の國分裕介です。引退前最後のブログということで、4年間の振り返りでもしようかなと思います。工学部なので飯塚と同じく文学部みたいな文章は期待しないで大目に見てください。

自分はもともと頑張ることは得意だと思っていました。どんな困難でも努力次第でどうとでもなると。受験のときには毎日1日10時間勉強する、などと目標を立てて、質など気にせずにとりあえず量を稼げばOK。ボート部に入ってからもエルゴをたくさん引いた方が記録も伸びるだろうと思い、1年生のときには練習外の時間も勝手にエルゴを引いたり、自主2000ttを行ったり、家で体幹をしたり、懸垂をしたり、何も考えずに練習していました。完全に思考放棄状態でした。そのやり方でもある程度の結果は出ると思いますが、限界が来てしまいます。ボート部などの過酷な環境では特に、続きません。最近になってやっとそのことに気付き、それ以降はがむしゃらに頑張ることだけをするのは止めました。どうすれば一番結果が出せるのか。艇速に拘るとはどういうことなのか。本当の意味で自分は頑張っていると言えるのか。

心の底から艇速を上げようと考えていたら、自ずと自分の取る行動は決まってくると思います。例えば、COXのコールに、毎回ではなくてもちゃんと反応して、艇上の雰囲気を保とうとする。乗艇中にコーチの方から指摘された際に、不貞腐れずに素直に受け止めて良い船の動きに繋げようとする。毎モーション後に振り返りをして次の乗艇で意識することを考える。午後にのみ練習がある日の、練習までの時間をずっとベッドで過ごすと身体が全く動かないから、練習前に1回は外に出るようにする。これらは、艇速を上げるために「頑張る」側面が強い行動ですが、同じくらい「リフレッシュ」も大事だと考えます。艇速を上げることを考えた結果、自分の心をリフレッシュしてflowの状態で練習に臨もうとするのは大きな意味を持つと思います。モーション前夜に、多少睡眠時間は削れてしまうかもしれないが、好きなアニメを見てから寝る。友達と夜飲みに行って、次の日の昼まで寝る。きつい練習の後にコーラを一気に飲む。もちろん、頑張らずにこのリフレッシュだけをやっていてはダメですが、間接的に艇速に繋がるなら良いのではと思います。

再び頑張る側面の話ですが、ボート競技はきついからこそ、ただモーションをこなすだけでも頑張っていると錯覚しがちです。自分も何度も経験したことですが、エルゴの後半できついから少しタイムを落としてとりあえず完漕したから頑張った。これは果たして本当の意味で頑張ったと言えるのか。コーチに言われたドリルや技術をただやるだけ、で艇速が伸びるのか。自分の中で噛み締めて、納得して、自分のものになって初めて、最大限の効果を発揮すると思います。

少し厳しいことを書いてしまったかもしれませんが、たまには息抜きもしつつコンスタントに頑張ることが一番大事かなと思います。一見するとボートに関係ない気分転換は無駄だからそれは頑張っていない、となりそうですが、頑張ることと気分転換は矛盾していないと思います。本当の意味で頑張るとは、目標、目的を見据えた上で、自分がベストパフォーマンスを発揮するために、リフレッシュも含め最善だと自分が思う行動をし続けることなのかなと思います。ボート部での4年間は本当に貴重な経験でした。これが人生のピークにならないように、これからも自分なりに考えながら頑張りたいです。

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今のところ今年の夏ほぼ唯一の思い出となっている花火です。花火の写真撮るのってめっちゃ難しいですよね。

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