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「お花見クルーに期待すること&今シーズンにかける想い」

こんばんは。
女子部監督の岡です。

こちらの現役ブログには、自分が4年生で一旦引退したとき以来の投稿かもしれません。
もう10年前だと思うとすごいですね。

せっかくなので軽く自己紹介をさせていただきますと、平成26年度対校選手で、5年目まで漕いで引退しました。
令和2年度の途中から女子部コーチとして戻ってきて、令和5年度からは女子部監督という立場で活動しています。
社会人としては、児童養護施設の職員をやっていて、そろそろ7年になります。

コーチブログの方で、女子部の近況を中心に不定期連載を続けているので、興味のある方は是非ご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/utrc25/

さて、先日のブログで意気込みが表明されていたように、3月末のお花見レガッタのクルーが決定しました。
レースというのは一つのフィクションで、「決められた距離を速く漕ぎきった順にランクを付ける」という、いつか誰かの決めた設定の上で繰り広げられるゲームです。

同じ意味で、部活動というものも、贅沢をきわめたフィクションだと思っています。
(そして突きつめれば、人間の創り出したものはすべてフィクションと言えるかもしれません。)
でも、フィクションだから価値が低いわけではなくて、むしろ、フィクションを真剣に闘い抜く中にこそ、現実に対抗できる力が生まれるものだと私は思います。

最近つくづく身にしみるのですが、ポンドの外側に広がっている現実世界は、きっとみんなが思っているよりずっと厳しく、理不尽で、しかも優しく、愛にあふれています。

好きなドラマの中に、
「鳥に餌をやったことも、チョコのアイス食べたことも、人を殺したことも、カレー食べたことも、全部忘れちゃうからって、なかったことになんかならないんだからね!」
というセリフがあるのですが、現実というのは、まさにこの言葉の通りだなと思います。

春は別れの季節、職場の児童養護施設では、辞めていく人もいれば、残って働き続ける人もいます。

毎年すごいなと思うのは、タダでやめる人なんか一人もいなくて、なんとなく続ける人も一人もいなくて、子どもへの想い、自分の限界、愛情、無力感、疲弊感、本当にやりたいこと、苦しさ、楽しさ、先の見えない不安、人生そのもの、言葉では言い尽くせない葛藤の中で、それぞれの決断をしていることです。

いつまでも変わらないものなんてない、厳しい世界ですが、それでも、存在をかけて人に向き合い、ベストを尽くそうとする人たちの姿が、時折すごく輝いて見えます。
人間って捨てたもんじゃないと、いつも思わされます。

梶谷が書いていましたが、「向き合う」というのが今年の女子部のテーマの一つです。

「向き合う」の対義語は、「見ないふりをする」だと思います。
見ないふりをして、本当は目の前にあるのになかったことにして、素通りしたツケは、いつか何らかの形で回ってきます。

インカレで何位とか、対校戦で勝つとか、そういうことではなく、女子部も男子部も、選手もマネージャーも、それぞれが、心の内にある本当の願いに向き合い、それを叶えるシーズンにしてほしいです。

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このブログをご覧になっている皆さま、今年も東大ボート部への応援をよろしくお願い致します。
女子部監督
岡奈々子

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