「日本一✖︎メンタル」

タイトル「日本一✖︎メンタル」

先日、広報チームに所属する杉山が、メントレチームの飯塚(3年漕手)と田中康誠(2年漕手)にインタビューをしました。「先日行われた懇親会について」や「メントレチームとしての日本一へのアプローチ」などについて約30分間インタビューさせていただきました。今までのブログではないインタビュー形式での配信となります👀
以下インタビュー記事となっています。是非ご覧下さい!!

(杉山)
ではまず、先日の懇親会の運営や企画、ありがとうございました。凄く盛り上がってましたよね。私自身も、とても笑いましたし楽しかったですし、何より部員同士の仲がとても深まったのでは無いかなと感じています。懇親会を終えた時の、2人の率直な感想を聞かせてください。

(飯塚)
盛り上がって良かったというのが最初の感想です。みんなの笑顔を見て凄く安心しました。そして何より、部員の普段見ることの出来ない顔を見て、とても感動しました。みんなこんなに笑うんだなって(笑)

(田中)
僕は懇親会で行ったゲームの企画をしました。みんなが楽しんでくれていることを実感できて良かったです。とても新鮮な感覚でした。

(杉山)
企画の考案をしてくれたんですね!この企画が生まれる過程やきっかけは何でしたか?

※懇親会で行った企画とは
①選手、マネージャーが混ざったグループに分かれます。(6人程度)
②5分ほどの時間で可能な限りお互いの事を知るためにたくさんお話します。
③メントレチームから質問が出されます。
④チームから1人回答者を出し、その他の人がメントレチームから提示された質問に対して回答者がどのような回答をするかを当てます。
⑤より多く正解できた(意思疎通ができた)チームの勝利です。

(田中)
まずは食堂で夕ご飯を食べている時に周りの人に聞いてみました。「何が盛り上がるかな?」と。すると、クイズ系や自己紹介をネタとした何かという案が上がりました。ただ、自己紹介シート(※)からクイズを出してしまうと読み込んでいる人がいるのでフェアじゃないと考えまして(笑)。自己紹介ベースにしましたが、「その人がどう考えるか」をその場で予想するという、懇親会当日のグループでの会話が重要となるような形にしてみました。

※私たちは年度始めに自己紹介シートというものを記入します。そしてそれをまとめたものをロビーで共有しています🙂

(杉山)
工夫した点とか、意識した点はありますか?

(田中)
そうですね。当日の工夫としては、「間がないと疲れてしまうな」と思ったので当初の予定より30分遅らせて開始しました。というのも、その前に実施していた大掃除が、みんな頑張っていていたからか長引いてしまっていたので(笑)。

(杉山)
確かに。掃除も体力や気力を消耗してしまいますもんね。そこまで配慮していただいて、ありがとうございます。さすがメンタルトレーニングチーム!

ここまで、懇親会のことについて中心的にお話聞かせていただいたのですが、少しより広い質問をしたいと思います。

そもそもになってしまうのですが、2人は何故メントレチームに入ったのですか?

(飯塚)
自分はメントレチームに入る前から、メンタルトレーニングが自分にしっくりきていたというか。だけど、同時に自分の課題でもあって。コーチの方々にもご指摘されていたのですが、「精神的な面で練習の質を上げられる」と。なので、そうですね、メントレについて他の人よりしっくりきていた自覚やメントレチームに入ることで練習の質を上げていきたいという理由から入りました。

(杉山)
素敵ですね。ただ乗艇やエルゴの練習をするだけではなく、その際の心の持ちようを整えることで質高く取り組もうと。何かメントレチームになってから自分自身への変化はありましたか?

(飯塚)
変化はやっぱりあったと思います。あと、気がついたことは、「自分が変わればチームも変わる」ということです。

(杉山)
康誠くんはどうですか?何かメントレチームに入ったきっかけとかはありますか?

(田中)
僕も割とメントレのことが好きだったので、メントレのことについては分かっているつもりでした。でも、先輩たちの最後の試合というプレッシャーもあってインカレではメンタルコントロールができていなかった。そういう、試合当日に生かしきれなかったという経験からメントレチームに入りたいなと思いました。そして、試合当日にみんなが「積み重ねたものに自信を持つことができる」ために活動していきたいです。

(杉山)
またまた素敵な理由ですね!なんだか凄く頼もしいです。ちなみに、2人の好きな(得意な)ライフスキルは何ですか?

(田中)
「ふさわしさ」です!

(杉山)
私も!日本一としてのふさわしさを考えると、その時々の自分の立ち振る舞いを客観視して判断できるというか(笑) 飯塚は何ですか?

(飯塚)
「できることに全力」とか「自己ツール(表情・態度・言葉)」かな

(杉山)
それらやその他メントレで学んだことがボート競技や生活に活きているなと感じますか?

(田中)
なんか、気持ちって大事だなと思って。ただ根性で頑張るとかそのような精神論ではなくて、自分で自分の機嫌を取るという気持ちを整えるという面で、ですね。練習の前の眠気とかご飯を食べる前とか無自覚的に気分が下がってしまう時はあると思うんですけど、その時にメントレで学んだことを考えることで気持ちを整えて挑むことができる。だから、とても活きていると思います。

(飯塚)
感情が先行して練習の質が下がる事が減ったかも。セルフマネジメントというか、きつい練習だとしてもやれることをやるという風にマイナスな感情になることが少なくなったかな。

(杉山)
なるほど。メンタルトレーニングは、競技のみならず生活の中でも生きているということですね。マネージャーは、部活をする上で非認知脳を使う割合が選手よりも多いのではないかと思っています。数値的な証明などはあまりないので(笑) メントレのライフスキル、例えば感謝や今ここ自分を考えることでご飯作りの質やご飯作り以外のことへの注意力が上がったように感じますね。いかに自分の機嫌を自分でとるか。それが大事なように感じます。

では、最後に1つ質問をしてこのインタビューを終わりたいと思います。

今後、メントレ班としてどのように「日本一」に近づきたいと考えていますか?

(飯塚)
日本一に近づくためには、日頃の練習の積み重ねが大事だと思います。その積み重ねが、当日のパフォーマンスに繋がる。メントレは直ぐに効果があるものでは無いけれど、じわじわと艇速に関わってくるものだと考えています。練習で身体を鍛えているのと同様に、メントレで心のマネジメントをする。その過程で、東大漕艇部全体でのコミュニケーション、また、それを適切にすることはやればやるほど日本一に近い組織になれる。その一助としてメントレチームとして動きたいと考えています。

(田中)
「量は変えられないが質は変えられる」という辻先生の言葉が僕の中で心に残っています。来年のインカレまで与えられた時間はどの大学も同じです。その中で、同じ時間をどのように質高く過ごすか、練習するかという面をメントレチームとして向上させていきたいです。

(杉山)
ありがとうございます。来年のインカレで日本一を獲るためのメントレチームとしての熱意をインダビューできて良かったです。本日はありがとうございました!

(飯塚)(田中)
ありがとうございました!

【プロフィール】
Interviewees
飯塚大貴 (いいづか ひろき)
インカレ時: 男子フォア M4- “滔天” バウ
大学: 東京大学工学部
出身高校: 開成高校
インタビューの感想: メンタルチームとしての活動の意義を自分としても再確認できました。ありがとうございました!

田中康誠 (たなか こうせい)
全日本新人時: 男子舵手付きフォア M4+ “舞姫” 整調
大学: 東京大学工学部都市工学科
出身高校: 西大和学園高等学校
インタビューの感想: ぼんやりと活動する意義みたいなものを考えることはあっても、言葉に出して誰かと共有する、ということはあまりなかったため貴重な時間でした。

Interviewer
杉山若菜 (すぎやま わかな)
大学: 東京女子大学現代教養学部国際英語学科
出身高校: 静岡県立韮山高校
インタビューの感想: 普段他チームとじっくりそれぞれの活動について話す機会がなかったのでとても新鮮でした!ありがとうございました!

\ 最新情報をチェック /

コメント

PAGE TOP