こんにちは。3年漕手の磯崎です。
テーマは自由ということなのでつらつらと書いていこうと思います。写真は同期の耕大です。毎度のことながら自分に関する写真が全くありませんでした。このプールはつい最近東大艇庫にやって来ました。耕大は水泳部だったこともあってか夏とタンクトップと水との相性が抜群ですね。我ながらナイスショットだと思います。

まずは学部についてです。私は文科三類で入学したのですが進振りで経済学部に進学しました。いわゆる経進と言われるものです。進振りは2年の夏休みに行われるため2年の最初からずっと悩みに悩み続けて最終的に経済学部を選びました。文学部社会学、文学部心理学、後期教養、法学部、経済学部で悩んでいました。決め手がなかったので2年生のSセメスターでは心理系の授業と経済系の授業を半分ずつ取って進振り先を確定させようと決意しましたが正直どちらの授業も面白かったので自分では決めることができず高校の先生に相談しました。その先生に今自分が興味を持っていることはなんなのかと聞かれ、咄嗟に思いついたのがボート部をどうやってうまく回していくか、ということでした。うまく回していくというと機械的に感じられるかもしれないですが、とにかく部活をもっと良い組織にしたいと思う、というふうに答えました。そこで先生から、じゃあ就職とかそういったことを全部考えずその気持ちや興味に一番合うところでいいんじゃないか、と言われ経営学を学ぶことを決め経営学部のある経済学部に進学しました。文三から経済学部に進んで友達ができるのかとても不安だったのですが、実際経営学科の授業では組織論やマーケティングなどの興味を持てる授業がたくさんあり、友達やゼミにも恵まれとても楽しい毎日を送っています。ちなみに経済学部は他学部履修を多く取ることが可能なので心理学や社会学の講義も取ることができ、とても満足しています。
次に部活についてです。先日、朝からなんとなく気分が晴れなくて大学に行っても気分は変わらず不機嫌のまま艇庫に帰って来た日がありました。いつもは食堂で夜ご飯を食べながら同期や先輩後輩と結構たくさん話す方なのですがその日は誰とも話す気が起きなくて一人で黙々と食べていました。その時に同期があまりにくだらない話をしていて、最初は真顔を貫いていたもののついに堪えきれずに笑ってしまいました。その時にやっと笑ったみたいなことを言われて、なんかそこから一気に気持ちが落ち着いて元気になりました。一日中何をしても気分が晴れなかったのが嘘だったかのように。この日以外にも練習であまりいいタイムが出なくて落ち込んでても食堂に行ってみんなと話すと結構元気になることが多いです。他にもちょこちょこアドバイスをくれたり、練習をつきっきりで見てくれたり、励ましの言葉をかけてくれたり、部活っていいなぁと感じました。
最後に、あんまり真面目な話をするのが得意ではないのですが最近は自分がなんでボートを続けているのかについてもう一度考えていました。私はずっと言ってるように「勝ちたい」ということだけを考えていた、と自分でも思っていたのですが本当にそうなのかと問い直したりしています。考えてみると中学でコーラス部に入ったのもそれまで本当に音痴で(ずっとピアノをやっていたのに、、)冷静に考えたら絶対自分に適性があるとは思えないけどなんとなく感覚でやってみたい楽しそうという気持ちがありました。ボート部も全く同じで絶対適性があるようには思えないけどなんか楽しそう、もっと続けたいという思いでここまで来ている気がします。だから勝ちたい、はもちろんあるんですけど自分の幅を広げていきたいという思いが強いのかもしれません。普段の生活でもなるべくいろんな価値観を取り入れたい、どんな人にも引いたりせずに話す、というのは心がけていてそれと同じように自分がやることはなかっただろう世界に飛び込んでそれによって人生や考え方がどう変わっていくのか、を楽しんでいるような気がします。
自分に向いているかよりも感覚で突っ走って来ているので中高も今も、良いことだけが続いているわけではなくてむしろうまくいかないようなことも多くてたくさん悩んでいます。自分の弱いところばかりに目を向けてしまい絶望する時も多々あります。でも後一年、短いように思えるけどまだあるので今からでも自分の弱点を克服できるものはして、納得いく結果で終えたいなと思います。(自分が嫌になって生まれ変わりたいと話していたらそんな甘えたこと言わずに今から変える努力をしろと友達に言われました。すごく響いたし前向きになれました。そんな友達に感謝ですね。)

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