人に話すということ

こんにちは。法学部3年でマネージャーの中村です。

最近、私の近しい人が苦しんでいたり、思い悩んでいたりする場面に遭遇したりすることがしばしばあります。これだけでも厄介なのですが、さらに悪いことに、そういう時は決まって私にしてあげられることがないのです。
当然、本人が1番辛いのでしょうが、見ていて痛々しくなるほど辛そうな姿をしていても苦しんでいることがわかっていても、何もできずただ見ていることぐらいしかできないと言うのは中々堪えるものがあります。
パタリロのように、クックロビン音頭を踊れば辛いことも忘れて心がハレバレしてくればいいのですが、そうはいかないのが現実…といったところです。

実は、私はこのようなことが原因で、とてもじゃないけど部活をやる気が起きず3月の間休部をしていました。東商戦1ヶ月前かつ、新歓が本格的に始まろうという中で他のマネージャーには随分迷惑をかけてしまい申し訳なかったと思っています。
休部当初、ほぼ理由も言わずいきなり休部すると言ったため、同期の子が心配して「よかったら話を聞く」と連絡してくれたのですが、当時の私は、自分ですら何もできないのに、他人に話したところで何かが良くなるわけでも出来るようになるわけでもないから言っても仕方がないと半ば意固地になってその申し出を断っていました。(やりとりを見返したら、そこそこな言い方をしてしまっていました。本当にごめんなさい。)

しかし、3月中頃のある機会に先輩と会った際、そこで、今まで頑なに言おうとしなかった休部理由をついに言ってしまいました。正直、なんで話そうと思ったのかは覚えていませんが、不思議と話し始めていました。
一通り話し終えた後、若干心が軽くなっていることに気がつきました。別に、状況としては以前と何も変わっていないのですが、話すことで自分の状況が整理できるからなのか、あるいは聞いてもらうという事実それ自体によってなのかわかりませんが、人に話を聞いてもらうということは、理屈以上に心理的に安定させる効果があるのだと初めて思いました。

今、この拙文を読まれている方のなかには、何かに苦しんでいたり、悩んでいたり、でもどうしようもなくて辛い思いをされている方や、それらの人を見ているだけしかできなくて歯痒い思いをされている方がいらっしゃるかもしれません。
そのような方達は、1人で抱え込まず周囲の人に話を聞いてもらってみてください。
もちろん、言いたくなければ無理にいう必要はないですし、その気になったらでいいと思います。ですが、話すことで自分の思っている以上に気が楽になることだってあるはずです。

本来ならば、東商戦幹事として先日の東商戦について述べるべきであったかもしれません。
ですが、ここまで私の雑感にお付き合い頂いた皆様に感謝申し上げて筆を置きたいと思います。ありがとうございました。

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