過去が今を作る。そして未来へ

 こんにちは。今年度東京大学に入学し、漕艇部に入りました五十嵐友哉と申します。今回は自分のことについて書きたいと思います。どうか最後までお読みいただけると嬉しいです。

 さて、まずなぜ私が漕艇部に入ったか、過去の自分を振り返りながら書いていきたいと思います。小中学と私は野球をやっていました。そして高校ではカヌーをやっていました。小学校の時には比較的大柄だったため、かなり活躍していたこともあり、自信がありました。しかし、中学以降背が全く伸びなかったこともあり、野球での活躍が難しい、と思い高校生になるタイミングで競技転向を決め、カヌーを始めました。この時にボートも実は選択肢にあったのですが、カヌーにより惹かれたため3年間カヌーに打ち込みました。結局3年間で一度も全国の決勝の舞台に立つことはできませんでしたが、自分なりに精一杯の努力はしたと思いますし、よくやったと思います。未練があるわけじゃない、でもカヌーは楽しい。というわけで大学でもカヌーを続けようとは思っていました。自分ひとりで練習し、大会に出る。それでいいと思っていました。半年間競技を離れ、勉強に邁進。色々ありましたが東大に合格。カヌー部はないため、高校の練習に参加し競技を続けることにしました。そんな矢先、カヌーで大学に行った高校の頃のチームの同期から、大学の練習は全然違う、高校の練習ではどうにもならないと何度も言われました。確かにその同期がかなり力を伸ばしているのを見て、これはまずい、このまま一人でやっていても何も変わらないと思いました。ならばここは思い切って。新たな挑戦をしよう。ということで漕艇部に入りました。迷いも心配も全くなかったです。もう吹っ切れていました。やるしかないと。カヌーも続けながら、自分の更なる成長を目指す。それが自分のやりたいこと。そう思い新たな一歩を踏み出しました。
 さて、自分が漕艇部で何がやりたいか。まず一つは水上の疾走感を楽しみたい。自分がカヌーを始めた時にも思ったことですが、水上ってものすごく楽しいです。舟に乗らないと行くことのできない場所。そんな非日常の場所に自分がいる、そのことがものすごく楽しい。しかも、走るよりも速い速度で、自分の力で舟を進ませることができます。目線が水面に近いため、体感速度は相当速いです。この魅力はやはり相当なものです。この水上の楽しさがなければ間違いなく漕艇部に入っていないです。次に、大学の部活の練習をできるということです。大学の練習は全然違う、という話の真偽を確かめるため、ともいうことができます。当初自分で練習しようと思っていましたが、それよりも大きなメリットが大学の部活にある、という確信が得られたのは入ってすぐでした。全然違う。全然通用しない。ここでやれば成長できる。いくら一人で練習しても得られない感覚だったと思います。結果、まだ入部して半年ですが大きく体力は向上しました。入部した判断は間違ってなかったと思います。これからももっと成長できると思います。そして、最後の大きな理由が指導者になるためです。指導者になれば、引退後も夢を見ることができる、日本一あるいは世界を目指せるということに魅力を感じています。やはり経験なしにいきなり指導者になるのは不可能です。自分がこの部活で得られたものを将来還元していくこと、それを考えていきたいと思います。選手としてできるのは大学が最後。しかし、それで終わらない可能性に気が付き、素人が日本一を目指すこの環境で学べるものは多いと思いました。しっかりトレーニングして、それを財産として今後に生かしていく。それが、私がこの部活で本当にやっていきたいことです。
 今後の私の当面の目標は、怪我なくやり切ることです。過去の一度も怪我で離脱したことはありませんが、それが私の強みだと思っています。怪我なく冬を越えてトレーニングがつめればかなり成長できる、そんな確信があります。未来のこと、この冬のこと、目標のことなどに関してはまた別の機会に書きたいと思います。まだ書けません。今後もよろしくお願いします。

LINE_ALBUM_221122_0

\ 最新情報をチェック /

コメント

PAGE TOP