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勝って泣きたい

こんにちは、新2年で漕手の飯島大地です。あっという間に一月が終わってしまい、早くも二月に突入しました。皆さんは、二月一日といえば何を想像しますか?僕は真っ先に「中学受験の日だ」と思います。ピンと来ない方も一定数いると思うので説明すると、首都圏の中高一貫校などは大抵二月の一日や二日に入学試験があるものなのです。ちなみに去年の二月一日にはICUを受験したという記憶もあります。きっと去年も、「中学入試みたいだなあ」と思っていたはずです。とまあ、前置きはこれくらいにしましょう。すぐに受験の話になってしまうのは一部の東大生の(僕の?)悪いところです。
今回は入部動機と、最近思っていることについて書きたいと思います。入部動機や目標ばっかり続いても面白くないのではないか、そろそろ変化をつけてもいいのではないか…という考えも確かに頭をよぎりました。しかし、初めての投稿ということで後から読み返して恥ずかしくないものにしたいですし、06新歓が動き出している今自分の入部経緯などを改めて整理して次の新歓に向けて提言をする価値はあると思ったので、変な内容は後続の方々に託して自分は無難にいこうと思います。結局この段落も前置きでした。
僕の入部動機を要約すると、「ちゃんと何かしらの団体に属したかったが特に入りたい部活/サークルがなく、その中でボート部には半年近くお世話になっていて、雰囲気は良さそうだし、高校同期や上クラの人もいるし、自動的にスケジュールが埋まるから」といったところでしょうか。例年ならテント列でたくさんの団体に捕まったり、タダ飯を食べにさほど興味のない団体の新歓に行ってみたりする中で思わぬ出会いがあるのかもしれませんが、去年はそれが全てオンラインになってしまい、出会えていたかもしれない団体と出会えないまま新歓期が終わってしまった新入生は一定数いたと思います。僕もそうだったかもしれません。また様々な合同新歓に目を光らせていましたが、パソコン上だと魅力は一律で数割減されるのでしょうか、画面にうつるパンフレットを見ても心がなびくことはありませんでした。なかなかピンとくるものがない中でボート部の先輩方には半年近く関わってもらっていて、最後には拾ってもらう形で入部して、ようやく自分の所属団体を決めることができました。きっと今年も、やりたいことが見つからずに新歓期が終わってしまう新入生がいるはずです。僕にとっては初めての新歓なのでどれほど大変なのか未知数ですが、脈がなさそうでも新入生との連絡を絶やさないことは大事なのではないかと思っています。また、来学期も一部の必修を除いて原則オンラインだったはずです(たぶん)。今頑張っている受験生には酷な話だと思いますが、やはり本来のキャンパスライフとは程遠い大学生活になるでしょう。実際去年の僕は、高校同期とラインするくらいでSセメの間は大学の友達は一人もできませんでしたし、夏休みなんて超ヒマでした。そのため、オンラインでの体験練習や夏休み中の乗艇体験は人と接する数少ない貴重な機会でした。オンライン授業で人と会わない新入生にとって部活の体験は例年よりも貴重な時間になりうると思うので、躊躇せず誘っていくべきだと考えます。僕の体験を踏まえた新歓への提言としてはこれくらいです。
話は変わって、自宅でトレーニングをしている今日、目標を持つことの必要性に改めて気づかされました。僕はもともと自分一人でモチベーションを保って何かに取り組むことが苦手で、ずっと環境に頼ってきました。受験勉強ならなるべく自習室にこもって強制的に自分に勉強させる(また受験の話!人間としての経験値の少なさゆえです)、駒トレなら同期やトレーナーの方々がいるから頑張れる、といった具合です。ところがオンラインでのトレーニングになってしまい、今まで自分を支えてくれた環境の大部分がなくなってしまいました。そんな中で代わりに自分を支えてくれていると思うのが目標です。東商戦に勝つ、二月末の2000TTで7:40を切る、それからおこがましいですが同期に良い影響を与えられるような存在になりたいといった目標です。トレーニング前、あるいはトレーニングでしんどい時にこれらを思い出すだけではるかに頑張れるようになると実感しています。最近はこれらの目標を紙に書いて目のつく場所に置いておいて、何のためにトレーニングをするのかはっきりさせてからトレーニングにのぞむようにしています。
それから、正月に高校生のサッカーの全国大会を見ていました。試合後に泣いている選手を見てふと、自分は悔しくて泣くほど何かに熱中したことがないことに気がつきました。今までの人生で胸を張って「これを頑張ったぞ」と言えるものもありません。大学生になって遊んでいる人も多い中でこの部活に入ったのだから、せめて大会で負けたとして、終わった後に泣いているくらい頑張ってみてもいいのではないかと思います。ただもちろん、どうせなら勝って泣きたいです。
まずはこの自粛期間を乗り切りたいと思います。

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