令和3年度主舵挨拶
遅くなってしまいましたが、蛭川に続きブログを書こうと思います、今年度主舵になりました工学部3年高槻崚です。今回はcoxの話を書こうと思います。
coxは艇に乗っていて唯一漕がない人で、外からはあまり目立ちません。しかし、coxは「漕手の上達の鍵を握る」とともに、「レースの展開を左右する」重要職です。
まず、漕手の上達の鍵を握るという部分に関して、漕手は練習によって技術を身につけていくわけですが、その流れは大まかに以下のような感じだと思います。
正しい(良い)動きがイメージできている→正しい(良い)動きができているかわかる→正しい(良い)動きができるようになる
この流れの中で個人的に最も重要かつ大変だと思うのが「正しい(良い)動きができているかわかる」です。僕は「自分の体を完璧に動かせている」人はいないと思っています。思うように動けないから練習し、その中で感覚を磨き、思うように動けるようになっていく。その過程において、他人の目線(ビデオ、FB)は必須と言って良いでしょう。coxのFBによって漕手は感覚を身につけ、技術をものにしていくのです。
次に、レースの展開を左右するという部分に関して、coxはレースにおいて唯一進行方向を向き、船を直進させるとともに、状況を伝え、計画を練り、漕手全体に伝達します。coxの掛け声でクルーはまとまり、100%以上の結果を出すことができるようになります。
僕は最近になってようやくこれらのことをより一段深く理解することができるようになった気がしています。漕手を上手くする、レース展開を握るcoxを目指して最後一年やっていこうと思います。
まだまだ未熟な僕ですが、OBOGさん、また現役部員、Twitterやブログなどを見て応援してくださっている方々、どうぞよろしくお願いします。