こんにちは。新4年漕手の宇都です。
最近急に寒くなりましたね。年々秋が短くなっているように感じるのは気のせいでしょうか?笑 季節の変わり目ということで、ますます体調管理を徹底していかなくてはいけないなと感じる今日この頃です。
さて今日は久しぶりのブログということで、自分が最近特に力を入れているフィジカル強化について、インカレ後から取り組んできた事が少しずつ効果が出てきたので、そのことについて書いていきたいと思います。もしかすると多くの読者の方にとっては当たり前の内容かもしれませんが、自分としては発見と言いますか、なんとなくわかっていた事がわかるようになってきたという感じなので、役に立ちそうな所だけでも読んでもらえればなと思います。
まずフィジカル強化に取り組もうとより強く思ったきっかけについて話したいと思います。自分はこの9月のインカレに、舵手付きフォアの整調として出漕しました。結果としては敗復落ちで優勝クルーとは20秒程度の差がありました。なぜこんなに差がついてしまったのか、そのヒントがあると思い、インカレナイトにエイトで優勝した中央大学さんの艇庫にお邪魔しました(快くもてなしていただきありがとうございました)。中央大学さんの艇庫にはエイトで優勝した中央大、準優勝した仙台大、付きフォアで優勝した同志社大学のクルーなど多くの大学の人が集まっており、貴重な話を聞く事ができました。特に印象に残っているのは、エルゴタイム・除脂肪体重などの話で、漕技についても差を感じましたが、それ以上にフィジカルの大きな差を痛感しました。彼らに勝つには、漕技・フィジカル共に彼らを上回らなくてはいけないのです。それ以来、漕技の改善と並行して、フィジカルの徹底強化に取り組んできました。取り組んできたのは大きな枠組みで以下の2つです。
一つ目は、パフォーマンス向上のための除脂肪体重の増量です。今までも単純な体重の増量にはなんども取り組んできましたが、自分は胃腸がそこまで強い方ではなく、ある閾値を越えると(白米であれば一食1000g)を越えると体調が悪くなってしまう事が度々ありました。
そこで今回は血中アミノ酸濃度を維持する事で、筋肉を分解しない・育てるをテーマに取り組みました。具体的には、寝る前に吸収がホエイプロテインより遅いカゼインプロテインを飲む、トレーニング中にBCAAを溶かしたドリンクを飲む、平日の昼食での+αの一品を取る事の3つに取り組んでいます。
1つ目については、テーマそのままですね。7時間も寝ていると、血中アミノ酸濃度が落ちてしまうので、7時間程度かけて吸収されるカゼインプロテインにしています。導入してから翌日の疲労感も改善したような気がしています。
2つ目については、トレーニング中の筋分解を防ぐために飲んでいます。機会があればEAA(必須アミノ酸)も試してみたいと思います。
3つ目については、先日筋トレについて詳しい先輩に、構内にある100円ローソンでのオススメの商品を教えていただいてから意識し始めるようになりました。オススメされた笹かまぼこや4個入りのベビーチーズを買う事が多いですね。後に15時くらいの補食としても残して置く事ができるので便利です。大体100円でタンパク質12g程度取る事ができます。学校にプロテインを持っていくことも多いです。
二つ目は、”継続的に” ”質の高い”トレーニングを”たくさん”行う事です。これも当たり前に感じる事ですが、かなり難しい事です。新人の頃はトレーニングを行えばすぐ伸びる実感がありました。しかしトレーニングを続けて3年が経ち、ある程度強くなった今では、質の高いトレーニングを継続的に行なってやっと伸びるというところです。同じ強度でトレーニングしても現状維持しかできません。
(冒頭にも書いた通り、当たり前のことしか書いてませんが、当たり前のことを深く意識することはとても重要であると思います)
これを達成するために、行っていることは以下の3つです。
1つ目は体調管理です。一回風邪やインフルで体調を崩すと、下手すると1ヶ月分の成果がぱーになってしまいます。自分も2年生の4月にインフルになり、体重が4kgもおち、パフォーマンスをかなり落としてしまった苦い経験があります。手洗い・うがい、マスク、予防接種など引き続き徹底していきたいところです。
2つ目は履修の組み方です。今セメスターはたまたま運良く、火曜水曜の4限を取らないよう調整でき、3限後組としてボリューミーな内容に取り組むことができています。また練習後にも時間の余裕が比較的あるので食事・休養面でも良い影響を実感しています。陸トレの練習量がほぼ倍増した今、これは非常に大きいことであると感じています。特に理系など履修面で厳しい人も多いと思いますが、履修との兼ね合いは双方の質向上に大きく関わっていると痛感しています。
3つ目はトレーニングの際の補助についてです。今シーズンから、陸トレの一部種目(スクワット、ベンチプレス など)において、ペアでの補助が導入されました。補助が付くことで、正しいフォームを維持しやすくなりましたし、より追い込むことができるようになったと感じています。潰れそうな時も、ボトムポジションなど弱いところのみ補助してもらうことで高強度のトレーニングを維持できます。
以上の二つのことに取り組んできましたが、今のところパフォーマンスの数値も少しずつ伸びてきています。ただ自己満足とならないように、目標との距離を確認することを忘れずに行きたいと思います。
漕艇部として目標に挑戦できる最後の1年。
当たり前のことを、全力を尽くして当たり前に行うだけです。
長文を読んでいただきありがとうございました。