こんにちは、新ジュニアの谷口です。更新が遅れてしまい申し訳ございません。
今回ブログの執筆担当になったのですが指定テーマがなく、何を書こうかとぼんやり思案したりしなかったりしていた時期に、ある考えが頭をよぎったことがありました。。。それは
(来年の新歓やりたくねえな)
…そうだ、せっかくだし新人を卒業してしばらく経ったこのタイミングで新歓期、入部を決めた時期のことを振り返ろう!と言う思考回路を経てこの題にたどり着いたというわけです。
そもそもこの部活における新歓の意義は、ボートの存在すら知らない人も多い当大学の1年生にこの部の良さを知ってもらい、より賑やかで力強い代を形成することでしょう。なら個人レベルで見て、なぜ彼らには入部を決意させることができたのでしょうか?
実はこう言う話は何度か部内でされたことがあります。個々人の意見では、他の部活(サークル)と違って雰囲気が良かった、本気で勝利を目指す環境が整っていた、0から始められるのが良かった…などなど これらの点には僕も賛同しますし、そうした要素はこの部の体験にくるモチベーションになっていました。
しかし僕はこうした集まりには参加しておらず、今まで入部した理由を人に話したりすることはありませんでしたので、この場を借りて独白させていただきます。上にあげた要素以外に僕をこの部に導いた理由、それは…
押しに負けたからです。
これは別に僕がちょろいわけではなく、様々な理由があってのことです。まず僕を勧誘してくれた某先輩は立ち振る舞いはおとなしそうなのですが(今思うと)勧誘のやり方はもうなんか””手練””という感じで、電話を何度もかけられたりお世辞を言われたりする度に僕は面白くなってどんどん試乗会などのイベントに参加していきました。
(ちょろいな)
そして大一番の大コンパ まだ入部を決意してもないのに、新人トレーナーの先輩に「サクラをやってくれ(超意訳)」と言われたことに対する僕の返答は、「お、おぅす」
(ちょろいな)
そしてコンパに向かうバスの中、まず未知の夜の街に向かうだけでバイブスは爆上げ そして他にもたくさん新入生がいる中でなぜか僕に期待を置いてくれる先輩や周りの雰囲気で完全に舞い上がった僕はいとも簡単に(特に何のビジョンもなく)宣言する事を決めてしまうのでした。
うん。
ちょろいな!!!
しかしこれは単なる笑い話にするのは勿体無いかもしれません。どんな出来事が原因でも、僕がどんな凡庸な選手だとしても、部員を一人確保できたことには変わりないのですから。
最近はどうしても生活が厳しくなって退部者や休部者が出ています。そうなるとやはり代を強くするためにも人数の確保が不可欠であることが身に染みてわかります。たとえ弱くても人が頑張るだけで、あるいは居るだけで意味があるのではないか…
最初はそんなバカみたいな入り方でも、ここで活動を続ける中で新たなものが見えてくるのは僕が身をもって経験しています。どんな形であれ、どうか多くの人がこの部で活動し、力になってほしいと願っています。
気が早いかもしれませんが、僕らの代は(もちろん他の代もですが)冬を超えれば新たな部員を下に入れてくるのだという意識を持ち、どのような魅力をどのように人に伝えるべきかという事を皆で考えていくことが必要になるでしょう 皆で新歓成功させよう!
…
とりあえず僕のエピソードから得られる教訓は「気合い」です。何度断られても電話をかけ続け、手を無理やり引いてでも体験に来させ、たとえ暴言を吐かれようとも某出版社のごとくボート部の魅力を語り続け、どんな手段を使ってでも…ちょろい奴を…
やっぱり来年の新歓やりたくねえな。