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「楽したかったら声出せ」「目標は口に出して人に聞かせろ」

こんにちは、新人の開作です。今回のブログでは、ボートにおける声の掛け合いの意義について自分なりに考えてみたいと思います(というのも、先日コックスに、漕手からの声が少ないことをきつく注意されたからです)。
まず、タイトル前半が若干誤解されそうなのでタイトルの話をします。 『楽したかったら声出せ」これは私が高校時代にサッカー部で活動していた頃に、監督がよく言っていたことです。どういうことか大胆かつざっくりいうと、チームスポーツとしてのサッカーを考えるときに、味方が自分の意のままに動いてくれれば、極論自分はそんなに走り回らなくてもやりたい攻撃、守備ができるわけです・・・①
「目標は口に出して人に聞かせろ」これは正直世に出回るそこら中の啓蒙書に書いてあることなので説明は要らないと思いますが、簡単に言うと、自分がやらなきゃいけないことを他の人に知られると、自分がそれをやらなかったとき結構恥ずかしいので、自然と主体的にやるべきことをやるようになるというライフハックです・・・②
上記をボートにおいて考えてみます。
①・・・ボートも(シングルスカルを除き)チームスポーツです。ただ、クルーメンバーが自分の意のままに動いてくれてもきついことに変わりはありません(笑)。しかし、練習の質は大きく改善できます。たとえば、クルーメンバーがカんでたりすると艇の揺れは大きくなりやすく、自分の漕ぎに集中しにくくなリます。このとき、「上体リラックス!」など声をかけて艇の揺れが改善すれば、フォーカスに集中できるようになります。他にも、クルーメンバーの中で著しく出カが足りていない人がいた場合、出力できている人の怪我のリスクが高まります。この場合も、声をかけて集中力の改善に成功したりすることで出力が出てくればリスクを減らせます。当然のことですが、お互い励ましあうことで、きつくても粘ることができるかもしれません。
②・・・これはボートにもそのまま当てはまります。たとえば、乗艇前に自分の目標をクルーに伝えておけば、乗艇中にクルーメンバーが指摘してくれるでしょうし、乗艇中に、自分がエントリーがうまくいっていないような気がしたときに「エントリースパっと!」など声を出せば指摘してくれるでしょうし、もし他の人もうまくいっていなければ、クルー全体の漕ぎの改善にもつながります。
更に付け加えて、身体の仕組みを考えるとき、腹から声を出せば自ずと腹圧が高まり力強い漕ぎにもつながります。
上記三点を踏まえると、声を出すのは、実は自分のためにやることなのです。声を出すのは他の人のため、リーダー的存在がすればいいなど考えがちかもしれませんが、自分のためにするのだと考えられればより積極的に声を掛け合えるのではないでしょうか。ということで、クルー皆が盛んに声を掛け合って雰囲気のいい充実した練習にしていきたいと思い、声掛けについて宣伝してみた開作でした。

以上

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