おはようございます。
2年の李聖美です。
先日、『日日是好日』という映画を見ました。
主人公が茶道を一から学んでいく話ですが、初め、彼女は所作の一々に理由や意味を見つけようとします。
先生はこれに対して、意味を考えようとするな、体で動きを感じるようにしろ、といいます。
主人公はそれでも初めはわけがわからず、とりあえずいわれるがままに稽古を続けていましたが、ある時から「体で感じる」という感覚がわかるようになります。
心を落ち着かせて、無意識に体を任せているうちに、茶器に注がれる水の音や、掛け軸に書かれた字、庭に現れる季節を「感じる」ことができるようになったのです。
この映画の主題は、ただそこにあるものの「存在」を、心を静かにして感じることで生まれる豊かさではないかなと思います。
ボート部に関する話に次元を移しますが、練習や仕事など、目先のやらなければならないことに追われると、なかなか落ち着いてものごとを見るということができません(何事においてもそうだと思いますが)。
そうすると、物事を円滑に、効率的に進めていくことや、より部を強くしていくということとは別に、見落としてしまっているものが非常に多いような気がします。
心に余裕をもって見つめ(感じる?)、豊かさを得るということが、なにか勝利や部の強さにつながるというわけではないですが、一つ大切なことだと思いました。

あまり話題と関係ないですが、マネ部屋の机に花を飾りました(花差しはペットボトル)